「またカーペットでしてる!」
「気がついたら床におしっこの跡が・・・」
せっかくトイレの場所を覚えたと思ったのに、粗相を見つけるとがっかりしますよね。
うちの子はトイレを覚えるのだろうかと気が遠くなってしまいます。
じつは、犬は意外な理由でトイレを失敗してしまうことがあるんです!
ここでは粗相のよくある原因と対処法をご紹介したいと思います。
決してわざとではないので、愛犬を信じて原因を考えてみましょう。
1.ペットシーツからおしっこがはみ出している
シーツが小さい
大体場所は合っているのにはみ出している場合は、シーツが小さい可能性があります。
子犬のときに買ったトイレトレーが、成長とともに小さくなっていませんか?
子犬に合わせたサイズでトレーを買った場合、1歳くらいで一回り大きなサイズに買い替える必要があります。
体のサイズ的には問題がなくても、シーツを大きいサイズに変えると、上手にできることがあります。
トイレの位置が使いにくい
サイズはちょうどよくても、トイレが壁に面していると回りづらくはみ出してしまうことがあります。
大回りしてトイレをしたい子には、トイレを壁から少し離してスペースを確保してあげると上手くいきます。
逆に大回りをしてシーツからそれてしまう子は、サークルで囲ったり、つい立を作ることで正しい位置でできることがあります。
足を上げてするから
オスの場合、本人はシーツに納めているつもりでも、足を上げることではみ出してしまうことがあります。
電柱のように目標物を立ててあげると、そこをめがけてしてくれるようになることがあります。
寒い
犬も人と同じように、寒い日は普段よりもトイレの回数が多くなることがあります。
急に出たくなるのか、間に合わずに粗相してしまうことも。
わが家の犬も、普段ほとんど失敗しないのですが、真冬になってからペットシーツに到着するちょっと前からおしっこが出始めていたり、終わってないのに歩きだしたりと粗相気味になりました。
部屋の温度を上げ、温かい服を着せて対策しました。
高齢犬の場合、筋力や認知機能が低下して、シーツの上で収まっているつもりでもはみ出してしまったり、垂らしながら歩きだしてしまうことがあります。
病気から失敗が増えることもあるので、いつもと違う様子を感じたら、動物病院で診てもらうと安心です。
2.カーペットやキッチンマットで粗相する
犬はきれい好きで、自分の粗相を踏んで足の裏が汚れるのを嫌がります。
カーペットやキッチンマットなど吸水性の高い素材のものは粗相されやすいです。
対処法
トイレの場所を完璧に覚えるまでは、撤去できるものは撤去し、できないものはサークルで囲むなど近寄れないようにします。
他のところでの失敗が減ることで、正しい場所でのトイレが定着していきます。
我が家はこちらのサークルを使っています。トイレ以外でもお部屋、吠え防止にも活躍中!
(ちなみに我が家の犬は6.5㎏です。立ち上がれば手をかけられるかどうかの高さですが、不安定なせいか手をかけたことはなく、飛び越えたこともありません。)
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3.ペットシーツでしたあと他のところでも粗相する
犬にとってのトイレが2、3か所ある場合があります。
シーツ以外で同じところにする場合は、そこでできないように物を置いたり、囲って行けないようにします。
また、上のカーペットで粗相の原因と同じように、犬は汚れたところを踏むことを嫌がります。
そのため、シーツが汚れていると踏みたがらず、他のところでする子がいます。
他にも、犬を迎えたばかりだったり、最近環境が変わった場合は、マーキングの可能性があります。
我が家の保護犬も来た当初そうでした。
新しい家に来たストレス、縄張りの主張などの理由だったのだと思います。
留守番のときだけ失敗してる場合は、不安から粗相することもあります。
対処法
シーツが汚れている場合は、こまめにペットシーツを交換します。
お留守番などですぐに交換できない場合は吸収率の高い「厚め」のシーツを選びます。
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マーキングの場合は、環境に慣れることで自然に落ち着くことがあります。
トイレの場所を教え、失敗したところは消臭し、ものを置いたりしてできないようにしたら2カ月ほどで全くなくなりました。
マーキングの片付けはなかなかストレスになるので、部屋の中でマナーベルトをするのもおすすめです。
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不安からくる場合は、「飼い主さんが出かけても、必ず帰ってくる。」と安心させてあげる必要があります。
部屋にいる時から、ケージで過ごす練習をしたり、短い時間のお留守番に慣れることから始めます。
ケージの中に知育トイを入れて夢中にさせるのも、意識がそらせて効果的です。
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お留守番が上手にできないと、犬にとってストレスが大きくかわいそうです。
飼い主さんもお悩みになりやすい問題なので、お留守番が始まる前から早めの対策をおすすめします。
お留守番の練習のしかたはこちらです。
お留守番中のトイレの失敗を防ぐサークルのレイアウトはこちらです。
4.ケージ(サークル)にいる時はできるのに部屋に出すと失敗する
犬を飼ったばかりで、ケージ中心に生活している子や、留守番で長時間ケージの中にいる子に多くあります。
ケージの外から自分の足でトイレに行った経験が少ないことと、できればケージでトイレをしたくない気持ちからだと考えられます。
先ほどもお伝えしましたが、犬はきれい好きな動物です。
自分の生活スペースの外でトイレを済ませようとします。
ベッドとトイレが近いと、トイレをそこでしたがらなかったり、外に出られたタイミングでしようと我慢してしまいます。
ベッドとトイレは50㎝以上離れているのが理想です。
また、ふだんケージにいる子が家中を自由に動き回ると、空間が広すぎてしまい、トイレが間に合わなかったり、わからなくなることがあります。
対処法
トイレサインが出たらおやつなどで誘導し、犬が自分の足でトイレに入れるように教えましょう。
(リードをつけて誘導するのもOKです。)
部屋が広すぎる見守るのが大変になってしまうので、まずはケージを置いている部屋のみを自由にし、少しずつ空間を広げてあげると成功しやすいです。
トイレの距離を離すために、ケージにトイレを増築してあげるか、ケージの外にもう一つトイレを作る方法もあります。
「またトイレのしつけー?!」とがっかりされるかもしれませんが、シーツの足ざわりでトイレを覚えている子は、ゼロから始めるよりも上達が早いです。
ずっと粗相の片付けよりはマシかも、という気持ちでがんばってください。
さいごに
粗相したらよく掃除し、消臭スプレーなどでできるだけにおいを消しましょう。一度されたところは再びされやすいので注意!
正しいトイレの場所を覚えていることが大切です。
覚えていない場合は焦らず基本のトイレトレーニングを行いましょう。
基本のトイレトレーニングはこちら ↓