犬を迎えた初日から始まるしつけ。
それがトイレのしつけ(トイレトレーニング)です!
「犬を迎えたけれど、好きなところにおしっこしている・・・」
「迎えてから3カ月経つのにまだ覚えない!」
トイレの失敗に悩んでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
「お友達のお家の犬がトイレを数日で覚えた!」などの話を聞くと、焦ってしまう方もいらっしゃると思いますが、覚える早さには個体差があります。
この記事では、犬がトイレの場所を理解しやすいレイアウトと、飼い主さんが愛犬のおしっこのタイミングをつかむことで、見張り続けなくてもいいトイレのしつけ(トイレトレーニング)を紹介しています。
あちこちに失敗する子や、トイレトレーからはみ出してしまう子におすすめです。
犬が自分からトイレへ行ってくれると、とても楽になりますよ。
留守がちで全然トイレトレーニングができないまま、毎日粗相の後片付けに追われている・・・
という方は、こちらの留守番レイアウトもおすすめです。
準備するもの
- サークル
- クレート
- ペットシーツ(以下シーツ)
- おやつ(適宜)
※サークルとは部屋天井と床のない囲いタイプのものです
※クレートとはプラスチック製など硬い素材の持ち運べる部屋です
ちなみに我が家で使っているものはこちらです。
サークル
我が家では錆びたようなテイストのブラウンにしましたが、シルバーなど他のカラーもあります。
GEX ラビットサークルH65 クラシックリビング うさぎ サークル ジェックス お一人様2点限り 関東当日便 価格:3,008円 |
クレート
ペットの専門店コジマの「キャンピングキャリーM」です。
天井と底の色を自由に選べるのでオリジナルキャリーを作ることができます。
我が家は天井、底ともアイボリーで同じ色にしています。
イライラしないトイレトレーニング3ステップ
1.扉つきサークルの中全面にシーツを敷きます。
犬はシーツを見て、そこがトイレだとはわかりません。
「シーツの上でするのが正解」ということを教えなければいけないので、成功率を高めることがポイントです。
トイレトレーだけでなく、囲いをつけることで、犬にここがトイレだということを分かりやすくします。
オスの場合は足を上げるので、ポールなど目標物を中に置くか、外にはみ出していいように、広めにシーツを敷きます。
まず、嫌がらずにこの中に入れるようにならなければいけません。
トイレの時に初めてサークルに入れるのではなく、予め探検しておくことで、警戒しないで入れるようになります。
愛犬と遊びながらサークル内におやつをなげたり、サークルの中でおもちゃで遊んだりして、「この中に入ると楽しい!」と思ってもらうことが大切です。
自分から入るようになったら、一瞬ドアを閉めてすぐ開けるを繰り返し、「ドアが閉まっても閉じ込められることはない。」ということを覚えてもらいます。
トイレトレーを使いたい方は奥側に配置します。
我が家の保護犬はトレーに警戒心があったので使っていません。
おうちの子の様子を見て、トレーを使うか検討してみてください。
(子犬の場合、シーツに興味を持って遊んでしまうことがあるので、メッシュ付きトレーを使った方がいいこともあります。)
2.トイレのサインがみられたらサークルの中へ誘導します。
トイレのサインは、くるくる回る、床を嗅ぎまわるなどがわかりやすいです。
このサインが見られたら、おやつを使ってサークルの中に誘導します。
(おやつで誘導できない子はリードをつけてもOKです。)
成功したら、サークルの中でほめ、おやつをあげてからドアを開けます。
3.出なかったらいったんドアを開けて遊ぶ
15分くらい待ってしなかったら、いったんサークルのドアを開けて目の届く範囲で遊びましょう。
見ていられない場合はクレートに入れてもOK。
ドアを開けるときは、「開けて-!」と主張しているときに開けてしまうと、「主張したら開けてくれる!」と学習してしまいます。
おうちの子が静かにしているときにドアを開けましょう。
またトイレサインが出たらサークルに入れて再トライ!
楽しい雰囲気でトイレトレーニングをしましょう!
飼い主さんは失敗させまいとついぴりぴりしがちですが、犬に緊張が伝わるとなかなかおしっこをしてくれません。
じっと見つめずに、横目で見る程度に見守ってあげてください。
トイレのタイミング
- 寝起き
- ごはんのあと
- 遊びのあと
- 落ち着きなく床を嗅いでいるとき
- おやつなどを使い自分の足で入った方が自分で行く習慣がつきやすいです。
だめならだっこで。 - トイレサインのわかりにくい子は、タイミングを見てあらかじめサークルの中へ誘導します。
- サークルから出してほめると、外に出たことに対するほめと勘違いすることがあるので出すのはほめてから!
トイレ成功の近道は失敗させないことです。
シーツを全面に引くことでトイレ内での失敗はゼロになります。
一日中見張っていなくて済むのはだいぶ負担が少ないのではないでしょうか。
万一失敗しても、慌てず成功率を増やしましょう。
犬が自分からトイレに入っておしっこできるようになったら、シーツの範囲を少しずつ減らしてみましょう。
「シーツの上でする」と足の裏の感覚で覚えたら、通常サイズのシーツでできるようになっていきます。
いきなり100%を目指すのではなく、成功率が上がっていることが大切です。
犬も最初のうちはたまに失敗します。
他のトイレトレーニング方法・粗相の対処はこちらです!
まとめ
- 最初はサークルの中全面にトイレシーツを敷くこと
- トイレはできるだけ自分の足で行くこと
- 犬は足の裏の感覚でトイレを覚える(場所で覚えることもあります)
- 失敗しても慌てないで成功率を増やす