保護犬を検討されている方は「保護犬は心を開いてくれるのか」、「成犬でもしつけることはできるのか」など心配なところだと思います。
我が家が保護犬うなじろうを迎えてから1年半になりますが(2020年8月時点)、ほとんどの問題はクリアして、今では平和にすごしています。
1つの例にはなりますが、我が家の現在の様子をお伝えしたいと思います。
多くの飼い主さんが頭をかかえるトイレのしつけ
トイレトレーを準備していましたが、警戒して入ってくれなかったので、防水シーツの上にペットシーツを敷いたものをトイレにしていました。

保護団体さんのところでシーツでのトイレを教えてもらっていたので、認識は早かったです。
はみ出さないようにしてもらうには少し時間がかかりました。
- Before
シーツは認識しているものの、最初は失敗があったり、なかなかおしっこをしてくれませんでした。
一般的なトイレのしつけと同じようにスタート。
トイレは比較的早く覚えましたが、マーキングに悩まされました。
(もともと去勢済。)
- After
ほぼ100%シーツでするようになりました。
ウンチは外でするくせがついて、お部屋ではしなくなってしまいました。
マーキングは環境に慣れることで徐々に減っていき、今ではゼロに!
対処
- マットなど粗相されやすいものは撤去
- シーツの上でできたときはほめておやつをあげ、失敗したときは静かに片付ける
- 見ていられないときはマナーベルト
- 違うところでしそうなときは正しいところに誘導する
一番困った夜鳴き

約5日間続き、近所迷惑にならないかとひやひやしました。
部屋に1匹にしてしまったので、不安だったんだと思います。
- Before
初日から夜中ワンワン吠え、爪から血が出るほどクレートをひっかいていました。
- Afrer
全くしなくなり、1階のハウス(クレート)の中で一人で寝るようになりました。
今では家族が歯を磨きだすと、自分からクレートに入って寝始めます。
対処
- 慣れるまで同じ空間にいて様子を見る
- 真っ暗にしないで少し明かりをつける
慣れるまではそばにいてあげるのも1つの手段だと思いました。
手足を触る

もともと甘えん坊でなでられるのは大好きな様子でしたが、手足やお尻回りを触られるのがとても嫌いでした。
- Before
散歩のあと足を拭こうとするとうなっていました。(歯を当てたり、噛みつくことも)
知らない人だとどこを触ってもうなり、警戒していました。
体を拘束されると激しく逃げ回るので、抱っこは無理。
- After
家族ならどこを触ってもうならなくなりました。(子どもはなでるだけならOK)
知らない人だとまだちょっと警戒します。
私だけなら抱っこできるように。(そんなに好きではないようです。)
対処
- 私がメインで徐々に触って慣らしていった
- 子供たちには背中以外触らないように伝えた
私→パパ→子供たちと順番に慣らしていき、家族の誰に触られても大丈夫なように練習しました。
今では抱っこもできるようになりました。(子どもは膝の上までです。)
車への吠えと突進

慣れるのに1番時間がかかっています。社会化不足なのか、車にぶつかったことがあるのか不明ですが、警戒して突進していこうとします。
- Before
興奮状態になり、吠えかかって突進しようと走り出していました。
- After
1、2度吠える時があるものの、おやつがあればほぼかわせるように。
まとめ
その犬による個体差はあると思いますが、多くのことが時間をかけて犬のペースに合わせることで解決できました。
成犬でもしつけを覚えられないことは全くなく、子犬より集中力があって教えやすいと感じました。
警戒心は強く、染みついてしまったことを修正するのには時間がかかっています。
焦らずに小さなステップに分けてあげることで、徐々に安心して、理解してくれるようになるはずです!