散歩中、車に向かって吠えてしまう犬の行動は悩み事の1つですよね。
我が家の保護犬も車に対する警戒心が強く、改善しつつあるもののまだ油断できない状況です。
犬が車に吠えてしまう理由はいくつかあるので、直すためには理由を探すところからスタートします。
理由が分かったら、車に慣らすためにその子の好きな物(おやつやおもちゃなど)を持って散歩に出かけます。
すれ違う時に好きな物を出すことで、車に対していい印象がついていきます。
そして、最終的には呼び戻しやアイコンタクトだけで車とすれ違えることを目標に練習していきます。
この記事では、好きな物(ここではおやつ)があれば車に吠えずにすれ違えるようになった犬が、おやつなしでもすれ違えるようになるためのステップを紹介しています。
わが家が実際に成功している方法なので、他にも効果のある子がいるのではないかと思います。
「このままいつもおやつを持って散歩に行かなければいけなの?」と不安な方は、次のステップとして好きな物をあげる頻度を減らしていきましょう!
おやつを徐々に減らして車とすれ違うための3ステップ
我が家の犬が、車とすれ違うために使っているおやつはこちらのシリーズです。
プレーンが他の物よりやや固めなので、特に愛用しています。
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① 車が来たら犬を呼び戻す練習をする
おやつは手に持ってお散歩に行きます。
車が来たら、おやつを見せながら明るい声で犬の名前を呼び、足元に呼び寄せます。
難しいときは、おやつをかじらせながら足元に誘導します。
明るい声で呼ぶ理由は、飼い主さんが焦って呼ぶと犬も何事かと焦ってしまうからです。
呼び戻したあと、足元で「おすわり」させると、落ち着きやすくなるのでおすすめです。
始めのうちは、車と犬の間に飼い主さんが入り、犬に車が見えづらいような位置に立つと成功率があがります。
② おやつをあげるタイミングをずらしていく
成功しそうな車が来たら、明るい声で犬の名前を呼び、足元に呼び寄せます。
我が家の成功しそうな車は、「車との距離がある」「速度が速すぎない」「音が静か」などです。
あえて、車が通りすぎてからおやつをあげます。
(私はここでもたつくふりをします。おやつはちゃんとあげるよというアピールです。)
おやつをあげるタイミングを遅らせることで、待てばもらえるとこちらに集中するようになります。
③ 「おやつをあげる」から「ほめる」に変えていく
②を定着するまで行い、おやつが遅くても吠えないで待っていられるようになったら、たまにおやつをあげずに「ほめる」にすり替えます。
急におやつなしで「ほめる」だけに切り替えず、5回中1回くらい「ほめる」だけにするのがポイントです。
いつおやつがもらえるか期待があった方が、こちらに集中してくれるからです。
③もほぼできるようになったら、ランダムに「ほめる」だけの回数を増やしていき、最終的には「呼び戻し」してできたら「ほめる」ようにしていきます。
ゆっくり犬のペースで

簡単な3ステップで書きましたが、犬の性格や恐怖の度合いによっては時間がかかり、根気のいる練習になります。
我が家も3年をかけて一進一退を繰り返しているところです。
それぞれのステップに進むペースは犬によって違うので、あまり急いて次のステップに行こうとせず、定着するまで気長に練習することが大切です。
失敗して興奮してしまうと、次の車ではすぐ吠えてしまったり、落ち着くのに時間がかかってしまいます。
ステップが進んでいくにつれて、犬が前より車に対して興奮しなくなってきたと感じられると思います。
命がけで苦手なものを克服しようとしている愛犬に、無理をさせず、ほめてあげてください。
ステップのまとめ
- 車が来たら呼び戻しておやつをあげる
- おやつをあげるタイミングをずらしていく
- 「おやつをあげる」から「ほめる」に変えていく
- 無理に次のステップに行こうとせず、興奮状態にならなかったことをほめてあげる