【育児と育犬でノイローゼになりそう】疲れているママたちへがんばりすぎない犬のしつけ

テーブルの上の女の子 しつけ
  • みんなで飼うと話し合ったはずなのにいつの間にか世話するのはママ。
  • 日中吠えていると近所の目が気になる。
  • 最初は誰が散歩に連れて行くかケンカしていた子供たちも今では押し付け合い。

結局全部ママにのしかかって疲れていませんか。

私、おだんごも保護犬を迎えた時、小学生、保育園児の2児のママでした。
子どものお世話だけでも手いっぱいになり、時間と心に余裕がない日がよくありました。

 

子どものことでの相談はママ友や先生などにすると思います。
犬のことでの相談は誰にしていますか?

獣医さんやドッグトレーナーに相談するのは何となくハードルが高いと感じている方も多いのではないでしょうか?
緊急性のあることや、本当に困っていることはプロに直接相談するのが1番です。


けれど、もし「頭ではわかってはいるけど余裕がなくてしつけできない。」と感じていたら、ぜひ息抜きに読んでいただければ幸いです。

「こんなに緩くても犬は成長していってくれるんだな。」と実感していただけると思います。


そして、ふとした飼い主さんの気持ちの変化だけで、犬の動きが変わることもよくあります。

私はベテランドッグトレーナーではありませんが、子育てしながら犬を飼っている者としてうまくいった点を共有できたらと思います。

毎日のお世話を必ずしも毎日やれなくてもいい

歯ブラシ

初めて犬を飼う方は、本やネットで調べた犬の飼い方の情報を参考にすると思います。
けれど、犬にも個性があるのでお手本通りに進めるのは実際難しくなっていくものです。

ごはん、お水の交換など命に関わるものは毎日必要ですが、その他のことはやれない日があってもいいと思います。

  • お散歩
  • ブラッシング
  • 歯磨き

これらのものは毎日やることリストに入っていますが、我が家もどうしてもの時は翌日以降に持ち越ししています。

とくに、最初にがんばりすぎて挫折したものが「お散歩」です。

犬の散歩は1日2回、朝と夕方行っています。
最初は2回とも私が行っていましたが、朝のバタバタで限界を感じ、今では朝は主人にお願いしています。
おかげで朝からの疲れが、だいぶ減りました。

ブラッシングと歯磨きは、たまにしない日があるのも事実です。
(うなじろうごめんね。)

お世話の内容を簡略化してもいい

お手入れ用品

お散歩

お散歩は決めたコースを回れないと「わがままになる」とがんばって歩かせたり、引っ張っていく方もいらっしゃると思います。

怖いものがあるなど、歩きたがらない場合もあるので、無理にコースを回らず、におい嗅ぎに少し付き合ったら引き返すのも一つの方法です。

お散歩で大切なのは、「人と愛犬が楽しいこと」です。
短時間であったとしても、ただ歩くだけよりは、アイコンタクトを取ったり、におい嗅ぎの時間を作ったり、お散歩の内容を工夫すると満足度が高まります。

お散歩以外のエネルギー発散方法は、「頼める人、便利グッズは大いに活用する」の見出しで紹介しています。

歯磨き

歯磨きを嫌がってしまう子も多いですよね。

無理やりするのは、犬にとっても飼い主さんにとってもストレスです。

歯みがきが苦手な子は「今日は上の右側の歯だけ磨いて、明日また他の所を磨く」と、2,3日かけて歯磨きを完了してもOKです。

ここを押さえたらだいぶ手がかからなくなったお世話のポイント

私の経験ですが、これらのポイントを押さえると、犬の困った行動が出にくく、平和に過ごせるようになった気がします。

  1. トイレは習性を利用する
  2. ごはんは「まて」「よし」であげる
  3. 毎日クレート、サークルで過ごす時間を作る
  4. 興奮させすぎない

① トイレは習性を利用する

トイレの問題は、後片づけが大変で長引くこともあるので、ストレスの根源になりやすいですよね。

我が家もトイレトレーニングとマーキングに悩まされました・・・。

トイレは犬に教えるというより、そこでしたくなる環境を整えることが大切です。

一日のうちで一番時間を取られる項目でもありますが、トイレトレーニングを集中的に行い、定着することで、将来粗相の片付けの疲労からはだいぶ解放されます。

② ごはんは「まて」「よし」であげる

「ごはんは飼い主さんからもらうもの」と犬が理解してくれると、奪い取られたり、要求吠えのリスクが下がります。

特に小さい子どもがいると、食べ物を取られた経験から、盗み食いにつながりやすいので、対策しておくのがおすすめです。

関連記事

盗み食いの対策についてはこちらに詳しく載せています。

盗み食いしない犬の違いって何?盗み食いをやめさせる方法【7選】

③ 毎日クレート、サークルで過ごす時間を作る

犬が自分のお部屋で過ごす経験をすることで、独りでも安心して過ごせるようになります

お皿が割れた時など危険から愛犬を遠ざけたい時、無理矢理サークルに入れていると、その都度吠えたり、サークルが嫌いになったりと、気が疲れてしまいます。

お留守番の時パニックを起こさない練習にもなるのでおすすめです。

飼い主さんが困ったと感じる行動する原因の多くがエネルギーの発散不足によるものです。

④  興奮させすぎない

子どものいるお家の犬は、子どものテンションの高さが伝わり興奮しやすい傾向があります。

興奮すると、吠えや散歩の引っ張り、噛みにつながりやすくなるので、日ごろから興奮させすぎないように過ごします。

具体的には、遊んでいる時に興奮する前にクールダウンの時間をとったり、落ち着いて過ごしている時にほめることで、愛犬が自分から落ち着く習慣ができていきます。

頼める人、便利グッズは大いに活用する

元気いっぱいの愛犬の行動に疲れている場合は、エネルギーを発散させるのが大切です。

エネルギーが有り余っている犬は、物を破壊したり、飼い主さんが困ったと感じる行動をとりやすくなります。

お散歩はエネルギー発散におすすめですが、お散歩だけ発散ではありません。

お家の中でロープで引っ張りっこをしたり、なかなか時間が取れない場合は、独りで遊べるおもちゃもあります。

おやつが入れられる知育トイを使うと、頭トレになり良い疲労感につながります。
落ち着く練習にもなるのでおすすめです。

壊れてのどに詰まると危険なので、安全管理は大切です。

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たまにペットシッターや、犬の保育園を利用するのも、ママさんと愛犬の両方のリフレッシュになることがあります。

最後に

あれもこれも完璧にやろうと思わず、上手に手を抜くことで、犬のお世話を楽しめるようになります。

「これができない!」ではなく、「どうしたらこの行動が引き出せるか」とゲーム感覚でとらえるのも一つです。

活発な子犬も1歳をすぎた頃から、徐々に落ち着いていくことがほとんどです。
今がずっと続くわけではありません。

犬と一緒にすごす時間が子育ての合間の癒しの時間になりますように。