共働きの方が増え、犬を長い時間留守番させることを心配している飼い主さんも多いのではないでしょうか。
「吠え続けていたらどうしよう・・・」
「部屋中を荒らしていたらどうしよう・・・」
と気になりだすと、仕事が手に着かなくなってしまいます。
この記事では、犬が留守番するときの注意点と快適に過ごすためのポイントについてお伝えしたいと思います。
留守番も時間より質です!
多少長くても、快適に過ごせれば順応してくれるものです。
(できれば留守番は長くない方がいいですけどね。)
どのくらいの時間なら留守番させていいの?
愛犬に何時間の留守番ならさせていいのか、気になるところですよね。
これは、その子の環境や性格などにもよるので1時間でパニックになる子もいれば、8時間がふつうの子もいます。
これから犬を迎える予定で、1日留守にする仕事をしている場合は、環境が整ってから迎えることをおすすめします。
すでに犬に留守番をさせている方は、快適に過ごしてもらうための工夫をしましょう。
我が家の場合、迎えた当初から1日平均5時間くらいの留守番時間があります。
留守番を始める前にお留守番練習をしていたので、本番でもそれほど気にせず過ごしていたようです。
留守番の練習のしかたはこちらの記事に載せています。
共働きで犬を迎えようと考えている方はこちらを参考にしてください。
最近我が家の犬はソファでくつろぐのが流行らしく、私が帰宅するとめんどくさそうに降りてきます。
(関節に悪いのでソファに乗る習慣はおすすめしません・・・)
このように犬の日常になっていれば、昼寝したりのんびり過ごしてるのが実際のところです。
犬が快適に過ごすには
1.温度だけでなく湿度も整えてあげる
快適な温度と湿度は犬の健康にとってとても重要です。
犬が快適に過ごせる温度は22~25℃前後、湿度は50~60%と言われています。
最近は気候の変化が激しく、寒暖差も起こりやすいので留守の場合はエアコンで管理するのが安心です。
省エネのものが主流になっているので、1日中つけっぱなしでもそれほど電気代は跳ね上がりません。
エアコンを日中つけて夜消す(夏の場合)という生活と比べてみましたが、電気代はそれほど変わらなかったので、我が家はつけっぱなしです。
時計にも温度と湿度が表示されているものを使うと管理しやすいです。
犬のいる場所は、エアコンの風や直射日光が当たらないように注意し、静かなところに準備してあげます。
2.トイレに行ける
留守番中トイレをがまんしてしまう子がいます。
長時間になると膀胱炎などの病気になってしまうことがあるので、留守番前にトイレトレーニングを完了させておくのが理想です。
トイレの位置を理解していない子の場合はトイレを覚えるところから練習をします。
外でしかトイレできない子の場合は、留守番前に散歩に行って済ませておきましょう。
トイレトレーニングの関連記事はこちらも参考にしてください
3.危険なものを片付ける
留守番中さみしがっていると思いきや、飼い主さんが家を出た瞬間、楽しそうに遊びだす子もけっこう多いです。
いつもなら見向きもしていなかったようなものに興味を示したりするので、危険なものは片付けておきましょう。
ゴミ箱、プラグ、小さいおもちゃ、観葉植物などは注意が必要です。
特に、子犬は好奇心とエネルギーの発散で、破壊したり誤飲しやすいので、ケージの中に慣れておくのが安心です。
4.狭い空間に閉じ込めない
フリーにしておくと危険な場合は、サークルなど囲われた空間にいる方が安全です。
クレートなどの小さい部屋は安心感はありますが、長時間の場合身動きがとりづらくストレスになるので、サークルの中にドアを外したクレートを入れておくのがおすすめです。
(万が一地震が来たときにも安全な場所になります。)
留守番の過ごし方はそれぞれの家庭の環境により変わるので、お家にあった方法を工夫してあげてください。
5.ストレス解消になるおもちゃを出してあげる
ほとんどの犬は寝て過ごしていますが、若い犬などはエネルギーが有り余ってしまいます。
エネルギーを発散できないと、物を破壊したり、家族が帰ってきたときの興奮がひどくなったりと問題につながりやすくなります。
お留守番中におもちゃで遊べるようにすることでストレス発散をすることができます。
見てあげられないので、おもちゃは壊れにくく誤飲できないものを選びます。
知育玩具(コングなど)におやつを入れてたくさん用意してあげると長時間遊ぶことができておすすめです。
おやつの取り出せる難易度を変えることで、飽きずに遊んでくれます。
コングの使い方はこちら → 【お蔵入りしがちな知育玩具】コングをめいっぱい楽しむ使い方
牛皮のガムは長時間噛んでいられますが、のどに詰まる危険があるので、留守番のときはあげないようにしましょう。
牛皮のガムの選び方、あげ方についてはこちらを参考にしてください。
急な環境変化には注意
犬にとって留守番が日常になっている場合は、のんびり過ごしていることが多いのですが、急に長時間留守番になったり、ふだんの生活と変わることは大きなストレスになります。
私の実家で飼っていた犬の話ですが、いつも留守番時間は2,3時間で一日のほとんどを母と過ごしていました。
私の出産の手伝いで母が実家を長時間留守にしたところ、犬がパニックを起こしてしまいました。
ペットシーツをびりびりに破り、シーツがお水のお皿に入って水を全部吸ってしまっていました。
急に長時間独りぼっちになり不安だったのだと思います。
本当にかわいそうなことをしてしまいました。
環境の変化は犬にとってものすごくストレスなのだと実感しました。
日ごろからの練習も必要ですが、できるだけ変化が起きないように配慮してあげることも大切です。
こんな過ごし方もおすすめ
- ペットシッターの利用
- 犬の幼稚園、保育園に通う
一日のほとんどを家の中で留守番している場合、運動不足になったり、外の環境に慣れる機会が減ったりしてしまいます。
そのため、吠え、興奮、破壊など問題が多く出やすくなってしまいます。
ペットシッターにお願いすることで、家族以外の人に会う練習ができたり、お散歩でストレスを発散することができます。
犬の幼稚園・保育園では他の人、犬に会う練習になり、その刺激が心地よく疲労感につながります。
園によってはしつけやアドバイスをしてくれるところもあります。
まとめ
犬が快適に留守番するためには
- 温度・湿度の管理
- トイレに行ける
- 危険なものは片付ける
- 狭い空間に閉じ込めない
- ストレス解消になるおもちゃを出してあげる
- ペットシッターや犬の幼稚園・保育園を利用する