「共働きでも犬を飼いたい!」というお家も多いですよね。
私もパートですが共働き(+子ども)で犬を飼っています。
毎日それほど困ることもなく、平和に過ごせています。
安易に飼うことはおすすめしませんが、共働きだと絶対飼ってはいけないというわけではないと思っています。
この記事では共働きの我が家の経験から、共働きのお家が犬を迎える前に考えておいた方がいいポイントをまとめました。
留守番中の過ごし方や緊急事態に動ける人など、心配事は事前にチェックしておきましょう。
1.留守番の時間

「留守番の時間は何時間までならOK?」と気になりますよね。
けれど、残念ながら正解はありません。
なぜなら、犬は人の生活サイクルに合わせてくれるので、8時間くらいの留守番をそれほどストレスなく過ごしている犬はたくさんいます。
逆に、今まで留守番をしたことがなかったのに、急に留守番をするようになった子だと、1時間でもパニックを起こすことがあります。
ただし、個人的には10時間以上は長すぎだと感じます。
(ちなみに我が家の平均お留守番時間は5時間です。)
犬が留守番に慣れてくれるかによって、飼い主さんの負担も大きく変わってきます。
出かける前に毎回吠える、留守番中あちこちでトイレし放題、物を破壊している、ということがあると飼い主さんにとっても、犬にとってもストレスになってしまいます。
留守番には事前準備と練習が必要です。
わが家の場合、留守番の平均時間は5時間ですが、留守番を始める前から留守番練習をしていました。
家族が家にいる間から、犬がサークルで過ごす時間を作ることで、留守番がスタートした時のギャップを減らすことができ、パニックを起こすことなく留守番できるようにまりました。
留守番中はいつでも新鮮なお水が飲めるようにし、ひっくり返さないようしっかりした容器に入れてあげます。
粗相するからといって、あげないのはNGです。
長時間の留守番にストレスをためないように、犬の保育園や幼稚園を利用する方もいらっしゃいます。
保育園に通うと、他の犬と触れ合ったり、ゲームをして過ごすところもあるので、帰宅したらぐっすりな子が多いです。
適度な刺激とエネルギー発散で、飼い主さんにとっての「困った行動」が起こりにくくなります。
留守番中の犬がどう過ごしているか、見守ることができるカメラもあります。
スマホに画像が届くので、心配になったらすぐに確認することができます。
おやつを出すこともできるので、タイミングよく使えば遠隔でしつけもすることができます。
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2.しつけはできるか

犬のしつけはとても重要です。
留守番の間、吠え続けて近所に迷惑をかけてしまうと、住みづらくなってしまいます。
また、トイレトレーニングは失敗させないことが成功への近道なので、見ていられるかが重要になります。
最初はしっかり見てあげられるように長期休みの間に迎えるのがおすすめです。
前に犬を飼ったことがある人ほど、「前の子はこんなに大変じゃなかったのに!」と焦ってしまうことがあると思います。
犬のよって性格は全然違うので、やんちゃな子をイメージしておくとギャップに苦しまずに済みます。
ちゃんとしつけの時間をとり、どんなに忙しくても、思うようにいかなくても根気強く教えることができるかイメージをしてみてください。
3.お散歩に行けるか

1日仕事をして帰ってくると、疲れきってしまい散歩に行くのがめんどくさいと思う日もあるはず。
けれど、お散歩はとっても重要です。
愛犬の行動に悩んでいるお家の多くが、犬のストレスを発散できていないことが原因の一つになっています。
できるだけ毎日お散歩に行って、長時間ひまをしていた犬のストレス発散をしてあげられるかを考えます。
お散歩に行けない日は一緒に遊んであげるのも犬はとっても喜びます。
お散歩はトイレが目的でなく、犬のリフレッシュや飼い主さんとのコミュニケーションです。
犬は飼い主さんとコミュニケーションをとることを楽しみに待っています。
お散歩に行かなくていい犬種はいません。
どの子にとってもお散歩は大切ですが、時間を取るのが難しい場合は運動量の多い犬種はおすすめしません。
コーギーやジャックラッセルテリアなどは運動量が多い犬種です。
4.緊急のときに動けるか

急に残業が決まった、飲み会になったとき、誰か駆けつけられる人はいるかは事前に考えておくべきことです。
仕事に行く前に犬の具合が悪くなる、自分が入院することになるなど、あらゆる可能性を考えて、お願いできる人に声をかけておく必要があります。
我が家の場合、目の前に住んでいる義母に家の鍵を渡してあり、事前にお願いをしています。
また、定期的にペットホテルに預けて、家以外の環境に慣らしています。
ペットホテルに預けると、毎回さっそうとドッグランを走り、ブレて写ったうちの犬の写真をいただきます (笑)
旅行や帰省に備えて、ふだんからペットホテルを利用することも練習になります。
5.子犬を迎えることについて

飼うなら子犬から迎えたいと思う方もいらっしゃると思います。
けれどフルタイムで共働きのお家の場合、子犬を迎えることは難しくなります。
① ごはんの問題
子犬はごはんを一度にたくさん食べられず、1日3、4回に分けてあげる必要があります。
短い間隔でごはんが食べれないと、低血糖になり命を落としてしまう危険があります。
安定して食べるようになるまで時間がかかり、ごはんを置いて出かけても食べないことがあります。
② トイレの問題
子犬は排泄の間隔が短いので、トイレトレーニングも見ていないと難しくなります。
共働きのお家では、帰宅してからトイレの片付けに追われるという悩みがよくあります。
トイレがわからないまま成犬になると、さらにトイレトレーニングが難しくなっていきます。
③ 社会化の問題
社会化とは、犬が色々なものや人や環境を経験し、慣れることをいいます。
生後3カ月くらいまでが一番吸収のいい時期で、その後の性格に大きく影響する大切な時期です。
「うちの子、物音がすると何にでも吠える」というお悩みの多くが、この社会化不足によるものです。
子犬のうちからお留守番の時間が長いと、色々な経験ができず、環境に適応しにくくなり、いつも不安な気持ちで生活しなければいけなくなります。
さいごに
犬は他の動物とちがい、水とごはんだけあれば生きられるのではなく、飼い主さんとのコミュニケーションが不可欠です。
そこが犬の魅力でもあるので、今共働きで犬を迎えたいと考えている方は、犬のことを思って悩まれていると思います。
私も犬と一緒にいることが仕事や子育ての原動力になっています。
迎えらえるようになったら迎える、他の動物を飼うという選択肢もあります。
犬のことを一番に考えて、今迎えられるのかじっくり検討してみてください。