「保護団体さんから保護犬を迎えようと思っているけど条件が厳しすぎて合わない・・・」
ネット上でもこの声はよく目にします。
保護団体さんによっては「この条件をすべてクリアする人はいるのだろうか」と思ってしまうほど細かいところもあります。
実は、すべての条件がクリアできていなくても、保護犬を迎えることができる場合があります。
実際我が家では、いくつか保護団体さんの条件に合いませんでしたが、保護犬を迎えることができました。
そして、その理由を保護団体さんから直接教えてもらいました。
この記事では、我が家が合わなかった条件と、保護団体さんから譲渡してもらえた理由についてお伝えしています。
保護団体さんの条件が合わなくて諦めようとしている方は、記事を参考にもう一度考えてみてください。
その保護団体さんや、状況にもよりますが、代替案や強い気持ちで、条件をクリアできることがあります。
保護団体さんが譲渡の条件を決めている理由
保護団体さんは保護犬に、一日でも早く家族が決まることを望んでいるはずです。
実際私も保護団体のボランティアをしたことがありますが、あまりの頭数の多さに驚きました。
最低限のお世話だけでも手いっぱいなこともあり、頭数が少なければもっときめ細やかにお世話できるのにと感じました。
フード代、ペットシーツ代、医療費とたくさんの費用もかかります。
けれど、これほど細かく条件を決めているのは、保護犬が新しい飼い主さんと一生幸せにくらしてほしいからです。
そのため、迎えようとするときは、その子を何があっても一生幸せにできるかを考える必要があります。
具体的には、犬の寿命である16年ほど未来のことまで、自分のライフプランをイメージすることです。
一般的な保護団体さんの条件
- 経済的に無理なく生計が立てられていること
- 家族全員の同意があること
- 単身者でないこと
- 高齢者でないこと
- 転勤・引っ越しの予定がないこと
- 小学生以下の子供がいないこと
- お留守番の時間が長くないこと
- アレルギーや健康的に問題がないこと
などが多いです。
我が家が条件に合わなかったところと伝えたこと
- 小学生以下の子供がいないこと
- アレルギーや健康的に問題がないこと
そして条件にはありませんでしたが、保護団体さんから遠方でした。
小学生以下の子供がいないこと
当時小学校1年生と年少の子供がいました。
女の子2人で、実家の犬にも慣れていたことは応募のときに記入しました。
アレルギーや健康面に問題がないこと
長女がアレルギー体質で血液検査の結果、犬アレルギーもあることがわかっていました。
実際、犬を飼っている実家に住んでいた期間に大きな症状は出なかったので、そのことについても応募のときに書きました。
ただ100%はないので、この項目が1番心配なところでした。
万一どうしようもないほどアレルギーが出て飼えなくなってしまったという場合に、お願いできる所を3か所確認していました。
遠方であること
応募した団体さんにはエリア指定はとくにありませんでしたが、地域を限定しているところも多いです。
遠い場合、お家調査やトライアルでの往復が団体さんや犬にとって負担になってしまうためです。
我が家の場合、一度も実際に会うことなく、飛行機でやってきた保護犬をお迎えにいって、一緒のくらしがスタートしました。
保護団体さんから伺った「我が家に決めてくださった理由」
- 条件に合わない場合はケースバイケースで考える
- 犬の知識があったこと
- 近くに住んでいる親世帯も犬に理解がある
- 迎えた保護犬が野犬ではないこと
ということでした。
大切なのはどんなことがあっても最後まで責任をもって飼えるということだと思います。
保護団体さんにより条件の絶対は違いますが、どこも願いは同じだと思います。
条件が合わないとあきらめず、どうしたら最後まで責任をもって飼えるかを考えて伝えることでチャンスが訪れる可能性もあります。
条件が合わなかったときに保護団体さんに伝えること
冒頭でもお伝えした、「保護犬と一生幸せにくらす」強い気持ちを伝えましょう。
気持ちだけでなく、犬の飼い方についてしっかり勉強していること、条件に合わなくても解決するための案があることを伝えます。
たとえば共働きの場合、お互いフルタイムで帰りが遅い場合は難しくなりますが、途中で家に帰れる、日中は親戚や犬の保育園に預けるなど代替案を実行できれば可能性はゼロではなくなります。
共働きで犬を飼うときに考えるべきことはこちらにまとめています
そして、万が一の時にお願いできる場所は必ず数か所決めておきます。
もちろん万が一にならないように、プランを立てていることが大切です。
まとめ
保護団体さんの譲渡条件に合わなかったときに、考えるべきことは
- 迎える前に犬について詳しく知る
- 一生幸せにくらすにはどうしたらいいか具体的に考える
- 「かわいそう」だから飼うのではなく「幸せにしたい」から飼う
- 万が一を考え、必ず代わりに飼える人何人かにお願いしておく