犬に芸を教えるのには意味がある!おすすめしたい4つの理由

お手する犬 しつけ

犬が飼い主さんの指示に応えて、一生懸命芸をしている姿はかわいいですよね。

「どうやって教えたのだろう。」と驚くほど複雑な動きをすることもあります。

 

しつけは犬と生活する上で必要なことですが、芸の場合

「いろいろやらせてかわいそう。」

「芸を教える意味あるの?」

と思う方もいらっしゃると思います。

 

正解はありませんが、私は犬に芸を教える意味はあると思います

私おだんごの考えですが、犬に芸を教える意味についてお伝えします。

犬に芸を教える理由

手を上げる犬

1.飼い主さんと犬の息抜きになる

ふつうのしつけに比べて、飼い主さんが楽しく教えることができるのが芸のいいところです。

しつけとなるとつい力が入ってしまい、イライラしたり、長時間練習しがちです。
飼い主さんのイライラが犬に伝わると、犬もやりたくなくなってしまいます。

飼い主さんが楽しそうに教えることは、犬にとっても楽しい時間になります。

また、日中お留守番などで退屈している犬にとっては、ストレス解消にもなりお互いにいい効果があります。

関連記事

忙しい方におすすめのしつけ法を紹介しています!

【家事の合間に】スキマ時間ドッグトレーニングのすすめ

 

2.健康チェックがしやすくなる

「お手」「おかわり」ができると、かわいいだけでなくメリットがあります。

犬は足先を触られることが得意でない子が多いので、普段から触られることに慣れておくと、健康観察がしやすくなります
お散歩のあと足を拭く動作もしやすくなります。

他にも、「あご」と言うと、犬が人の手のひらにあごを乗せる芸があります。

目の周りを拭きたいとき、歯磨きのとき、薬を飲ませるときなどに便利です。

 


おやつなどを使い動物が自主的にしてほしい行動するように練習することをハズバンダリートレーニングといいます。

これらの動きが自分からできるようになると、獣医さんに診てもらう時もお互いストレスが少なくて済みます。

3.信頼関係が築ける

犬は飼い主さんから指示をもらい、実行してごほうびをもらう(おやつをもらう、ほめられる)ことに喜びを感じる動物です。

日常生活で「指示を出す」→「できる」→「ほめられる」を繰り返すことで、信頼関係を築くことができます。

関連記事

信頼関係の築き方はこちらの記事にも載せています。

よく出てくる犬用語【犬との信頼関係】って何?

芸は「行動を起こすとごほうびがもらえる」というシンプルなルールなので、わかりやすく、達成しやすくなります。

犬が覚えらる動きは、犬が自然にする動きと言われています。

すわったり、片手をあげたりなどの動きは、犬がふだんの生活の中でもする動きです。

できないと罰を与えたり、無理な動きを教えようとせず、ほめて伸ばしてあげてください。

 

4.犬に伝えるコツがわかる

芸を教えるためには、犬にどうやって指示を出したらわかりやすいか、飼い主さんが考える必要があります。

犬によって癖があり、人が同じ動きをしても違う反応をします。

「うちの子はこうすると勘違いする。」「こうした方が集中する。」と練習するたびに見えてくるようになります。

犬に教えるコツをつかむことで、日常のしつけや指示も伝えやすくなります。

まとめ

犬に芸を教える理由

  • 飼い主さんと犬の息抜きになる
  • 健康チェックがしやすくなる
  • 信頼関係が築ける
  • 犬に伝えるコツがわかる

「しつけ」「芸」と分けてお話ししましたが、実際ははっきりとした線引きはありません。

日常生活の中で「してほしいこと」「してほしくないこと」のルールをしっかり伝え、愛犬が「飼い主さんとコミュニケーションをとることが楽しい!」と感じてくれることが、お互い幸せに暮らすために大切なことです。