いつも窓際にいて窓の外を見張っている子いますよね。
車やバイクが通ると激しく吠えます。
1日に何度も吠えるので飼い主さんも大変な思いをしているのではないでしょうか?
我が家の保護犬も迎えた当初から窓際に座り、外を見張って吠えていました。
とくに吠えるのが「車」です。狭い通りですがたまに車が通ります。
グレーチング(側溝をふさいでいる金属のプレート)を踏んだとき大きな音がするので、すぐに気づき激しく吠えていました。
どうにかしたいと思い試行錯誤した結果、意外なもので吠えの回数が格段に減りました。
それは「うさぎ用サークル」です!
我が家が実践して効果を感じた使い方について紹介します。
窓の外を見て吠える理由
外を通る「車」「バイク」「自転車」「歩行者」に対して、「危険なものが来た!」という警戒心から吠えることが多いです。
外飼いの子や縄張り意識の強い子に多いと言われます。
また、自分が家族を守っているという意識が強い子も吠えやすくなります。
直すのが難しい理由
1.本能からくる行動なため
本能からくる行動は直すのが難しいと言われます。
犬にとっては家を守るという仕事をしているので、叱られても注意されている理由を理解することは難しくなります。
2.自分が追い払った感覚になるため
車やバイクは通りすぎているだけなのですが、犬にとっては自分が吠えたことでいなくなったという成功体験になってしまい、より吠えるようになってしまいます。
いつ窓の外を通るかも予測できないので、その都度注意することは飼い主さんにとってもストレスになります。
3.小さいころの経験が少なかったため
子犬のころに色々な経験をさせておくと、成犬になったとき柔軟な対応ができるようになります。
これを社会化といいます。
小さいころから窓の外に車が通ることを経験して、怖くないことがわかれば、成犬になったときそれほど気にせずに過ごせます。
社会化が十分にできていないと、少しの刺激でストレスを感じてしまいます。
成犬になってからでも少しずつ慣れることができるので、弱い刺激で反応を見ながら練習していきます。
成犬の場合は、窓に寄れないように対処することが多いですが、子犬の場合は窓の外に警戒心がつく前に、窓際におやつを置いたり、車が通ったら窓際でおやつをあげたりして、窓際をいい印象にすることが大切です。
今までやった対処法
1. 庭に塀を作る
庭をはさんで通りがあり、庭から通りが丸見えだったため、塀を作りました。
(このためにというよりは、家を建てた時に外溝を後回しにしていたので、ようやく塀をつけました。)
塀のすき間から通りが見えるので効果はゼロでした。
通過する音もしっかり聞こえてしまいます。
2. カーテンを閉める
部屋が暗くなり残念ですが、カーテンとレースを閉めました。
外が見えなくなり少しは効果があったのですが、車の音がすると飛んできてカーテンをくぐって外を眺めていました。
簡単に対策できるところはいいです。
3. カーテンの前にサークルを置く
我が家で使っているサークルはウサギ用の金属製(GEX/ラビットサークルH65)のもので、柵のように置くこともできます。
GEX ラビットサークルH65 モダンリビング うさぎ サークル ジェックス お一人様2点限り 関東当日便 価格:2,970円 |
カーテンを閉め、近寄れないようにカーテンの前に並べておきました。
かなり効果がありました!
カーテンをくぐることができないので、音に反応しても見に行けず、1回吠えて断念くらいになりました。
興奮して柵にぶつかると、不安定なため柵が倒れて激しい金属音がします。
犬は金属音が苦手な子が多いので、勝手に天罰状態になり、さらに近寄らなくなりました。
(我が家では犬のサイズと柵のサイズが合っていたのでよかったのですが、小さい子などは柵が倒れてけがをしないように注意してください。床も傷つく恐れがあります。)
同時に行ったトレーニング
車の音がしたら、犬が警戒モードに入るので、吠える前に呼び戻します。
犬が目の前に来たらおやつをあげるを繰り返すことで、「車の音」→「おやつ」と覚え、車の音がしたら自分からくるようになります。
車はいつ通るかわからないので根気がいりますが、現在1、2回吠えるくらいでこちらにくるようになりました。
(通過する音が大きいとやっぱり激しく吠えてしまうことがまだあります・・・)
一度で吠える回数ゼロを目指すのではなく、回数が減ってきたことをほめてあげてください。
おやつをもらいに来る余裕ができるということは、車への警戒心が下がってきた証拠です。
数回に1回おやつをあげずにほめるだけにすることで、毎回おやつをあげなくてもいいようになります。
ポイントはおやつをあげることをスパッとやめずに、ランダムに抜くことです。
急に全くあげなくなると、こちらへ来なくなってしまいます。
お散歩のときも車に向かって激しく吠える犬でした。
お散歩の練習をして、徐々にかわせるようになってきました。
まとめ
- 窓の外を見て吠える犬の対処はまず環境を見直し、できるだけ窓の外が見えないようにする
- 窓に近寄れないように工夫する
- 同時に、苦手なものが通ったら飼い主のところへ来るようにトレーニングする