流行りのフードローテーションって何?愛犬の栄養バランスをとるごはんの切り替え方

ごはんの時間 くらし

愛犬に毎日同じフードをあげていると、

「いつも同じでかわいそうかな?」

「飽きないかな?」

と気になることがありますよね。

 

同じフードを食べ続けていると、体調の変化に気づきやすいメリットもありますが、デメリットもあるんです。

「フードローテーション」という数種類のフードを順番に食べていく方法を使えば、愛犬の栄養バランスをとりつつ、より楽しい食事の時間にすることができます。

この記事では「フードローテーション」のやり方とメリット、注意することについて紹介しています。

ポイントさえ押さえれば、すぐに誰でもスタートすることができるので、食に興味がない子、栄養バランスが気になる方にはぜひおすすめです。

フードローテーションとは?

色々なフード

ペットにあげているフードの種類を定期的に循環させることです。

2種類を交互に与える方もいますし、4種類くらいを順番にあげる方もいます。

切り替えのタイミングも特に決まりはなく、1袋を使い切る1か月くらいや、6か月くらいなど自由に決めることができます。

フードローテーションをするメリットは?

おやつの前で首をかしげる犬
  1. アレルギーを起こしにくくする
  2. 栄養バランスが良くなる
  3. いろいろな味に慣れる
  4. 愛犬の食欲が増す

① アレルギーを起こしにくくする

アレルギーが起きる原因の一つに、同じ素材を食べ続けるためということがあります。

花粉症のように、アレルギーを起こす物質が体に取り込まれ続けると、ある時受け皿がいっぱいになり、アレルギー症状が出てしまいます。

犬の場合、チキンベースの商品が多かったため、チキンに対してアレルギー反応が出てしまう子が多いといわれています。

まだフードの素材として珍しい馬肉は、食べた経験が少ないのでアレルギーが起きにくいといわれています。

(食べたことがなくてもアレルギーが起きることはあるので、注意が必要です。)

↓ 馬肉を使ったドッグフードです。添加物にもこだわって選んであげましょう。

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↓ 人と同じように光物(サバなど)はアレルギーを起こす子がいますが、サーモンや白身魚は比較的アレルギーが起きにくいといわれています。

② 栄養バランスが良くなる

ペットフード(総合栄養食)はメーカーさんがベストになるように栄養バランスが考えられていますが、やはり同じ素材だけを取り込むことになってしまいます。

いろいろなメーカーさんのフードを試すことで、肉の種類やその他の素材を幅広く食べることができます。

また、添加物も同じものばかりが体に蓄積されると病気のリスクが上がってしまいます。
フードをローテーションさせることで、添加物の種類が分散されやすくなります。

③いろいろな味に慣れる

同じものを食べ続けていると、新しいフードにした時に警戒して食べられないことがあります。
特に神経質な子は、より食べられない傾向があります。

けれど、もし災害が起きた時フードを選ぶことができません。

いろいろな味に慣れておくことで、緊急の時や今まで食べていた商品が手に入らなくなった時、切り替えをしやすくなります。

また、消化器官も同じ素材ばかり消化していると、初めての素材を消化する時に負担がかかりやすくなります。
フードを切り替えることは、日ごろから消化器官を鍛えることにつながります。

④愛犬の食欲が増す

食が細い子はいつも同じフードに魅力を感じず、食欲がわかないことがあります。

新しいフードにすることで、いつもと違うにおいや触感に興味がわき、食い付きがよくなることがあります。

フードローテーションを始める時の注意点

フードをボウルに入れる
  1. 切り替える時は少量ずつ
  2. あげる量に注意する
  3. 下痢をしてしまうことがある
  4. グルメになってしまう子もいる

 

① 切り替える時は少量ずつ

急に切り替えると、愛犬によっては不信がって食べない子もいます。

また、普段食べなれていないフードは消化の時に負担がかかりやすく、下痢をしてしまうこともあります。

初めて食べる素材にアレルギーが出てしまうこともあるので、少量ずつ切り替える必要があります。

具体的には、1回の食事量の20%を新しいフード、80%を今までのフードにして混ぜてあげます。
この割合を、一週間くらいかけて新しいフード100%になるように、切り替えていきます。

関連記事

フードを切り替える時のステップと注意することはこちらの記事に詳しく載せています。

愛犬のフードの量ずっと同じで大丈夫?ごはんの定期点検と切り替えの注意点

特に子犬シニア犬は消化する時に、より負担がかかりやすいです。
「子犬のうちにいろいろな味に慣らさなきゃ!」と慌てず、子犬の食事とうんちが安定してからゆっくりスタートしましょう。

もちろん成犬から初めてもOKです。

 

② あげる量に注意する

フードにより1回にあげる量が全然違います。

特にほとんど肉だけのフードは、穀物などが含まれているフードに比べ、与える量が少ないことが多いです。

いつも「お皿のこのくらいの線まで」と同じ量あげていると、太っていってしまうことがあります。

必ずパッケージを見て、適正な量を確認するようにしましょう。

 

③ 下痢をしてしまうことがある

普段食べ慣れていない素材を食べると、消化に慣れていなくて下痢をしてしまうことがあります。

一時的な場合が多いですが、より安全に切り替えるには①の少量ずつ切り替えることが一番です。

そのフードに慣れていないうちから、日替わりランチのように毎日種類を変えてしまうと、消化器官への負担が大きいので、1か月くらいずつは同じフードを続けましょう。

 

④ グルメになってしまう子もいる

食に興味を持ってくれる半面、より好みのフード以外食べなくなってしまう場合もあります。
今まで食べていたフードを食べなくなってしまう子もいます。

グルメになりそうな子の場合は、あまり種類を増やさず、2,3種類ほどに絞ると食べてくれることがあります。

 

フードをブレンドするのはリスクも

ブルドッグとブレンダー

「栄養バランスをとるためにフードをオリジナルブレンドにしたら、手間が少ないかも!」とひらめいた方もいらしゃると思います。

しかし、数種類のフードを混ぜ合わせると、こんなデメリットもあります。

  • 一日のあげる量がよくわからなくなる
  • どの素材が原因でアレルギーが起きたのかわりづらくなる

フードメーカーさんは研究を重ね、ベストなバランスで商品を作っているので、やはりフードを混ぜない方が栄養の偏りを防ぐことができます。

実際我が家でフードローテーションを試した結果

4歳記念のうなじろう

我が家でも最近フードローテーションを意識して、フードを切り替えています。

理由はアレルギー対策もありますが、一番はその時お手頃になっているフードを買いたいからです。
なので、「1か月ごと」などの定期的なものではなく、完全に不定期です。

何でも食べる性格なので、切り替えた時はいつもより長めににおいを嗅ぎますが、それほど躊躇なく食べてくれます。

ちょっとお高いフードを食べたから調子がよさそうなどの、目に見える体調変化は特になし。
ただ、肉類の割合の高いフードを食べると、便が黒くしっかりめになるので、「ちがうなー。」と実感できました。

災害や緊急時に何でも食べてくれることは大切なので、フードにこだわりが強い子には特におすすめしたいと感じました。

まとめ

フードローテーションをするメリット

  • アレルギーを起こしにくくする
  • 栄養バランスが良くなる
  • いろいろな味に慣れる
  • 愛犬の食欲が増す