犬のハウスはどう選べばいいの?おすすめは「ケージ」と「クレート」の組み合わせ!

ケージの中の犬 犬用品

新しく犬を迎える時や、お留守番の時、ハウス(犬専用スペース)に入ってもらう場面は必ずあります。

けれど色々な呼び方あって違いがよく分からず、結局どれを揃えればいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか?

選び方を失敗すると、愛犬がお留守番を上手にできなかったり、窮屈な思いをしてしまうことがあります。

この記事では、ドッグトレーナーの私おだんごが、犬専用スペースのいろいろな呼び方「ハウス」「キャリー」「クレート」「バリケン」「ケージ」「サークル」の違いを解説し、しつけに失敗しにくいハウスの作り方紹介しています。

おすすめの組み合わせは「ケージ」と「クレート」です!

もちろん、この中のどれか一つだけで上手くいくお家もありますが、組み合わせることで、吠えなどの困った行動の予防につながり、日常から災害などの緊急時まで愛犬を守ってあげることができます。

用語の違いをすっきりさせ、愛犬が快適に過ごせる場所を作ってあげましょう。

犬のハウスとは?

サークルの中の犬

「ハウス」とは犬の専用スペースという意味で使われることが多いです。

「クレート」「キャリー」「バリケン」「ケージ」「サークル」など呼び方や形は様々です。
(それぞれの用語の違いは、次の見出しで解説しています。)

ハウスは必要?

部屋を自由にさせておくのが一番快適と思われがちですが、犬にとってはストレスになることもあります。

犬はもともと巣穴で暮らしていた動物なので、狭くて暗い所が安心できる場所です。

身を隠すことができない広々したスペースは、どこから危険が迫ってくるかわからず、常に警戒しなければいけなことになります。

自分だけの落ち着けるスぺースがあれば、外で物音がしても、部屋の中で安心して過ごすことができます。
そのため、「吠え」「破壊行動」「お留守番のパニック」などを抑えることにつながります。

特にお家が広い方や、小さいお子さんがいるお家では、犬専用スペースを作ることで、愛犬の「吠えが減った!」「そわそわ後追いをしなくなった。」という声をよく聞きます。

キャリー・クレート・バリケンとは?

1.キャリー

「キャリー」とは、犬を運ぶためのもの全般に使われ、硬い素材のものや、布製のものがあります。

定番のボストンバッグタイプの他に、リュック、スリングなど様々なタイプがあります。

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2.クレート

「クレート」は、主にプラスチックなどの硬い素材でできた犬の部屋を指します。
(最近ではソフトタイプもあるようですが・・・)

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3.バリケン

「バリケン」もクレートとほぼ同じですが、中型・大型犬が使う大きいサイズの犬の部屋に使うことが多いです。バリケンネルという商品名から来ています。

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「キャリー」「クレート」「バリケン」が活躍する場面

ハードタイプのものは、普段過ごすお部屋+移動に向いています。
適度に狭くて暗いので、犬にとって居心地のいい環境になります。

ドアを取り外してしまい、自由に出入りできるようにするのがポイントです。
この中だけで長時間お留守番するのは、狭すぎるので不向きです。

決して無理やりドアを閉めたりしないように!

 

一緒にお出かけする時や、動物病院へ連れて行く時の移動用としても便利です。

公共交通機関を使う場合、キャリーなど顔や手などが出ない物に入れて乗るルールがあります。(細かいルールは各社交通機関によって違います。)

また災害時では、多くの場合が犬は人と別の場所で過ごすことになり、犬はキャリーなどの中で過ごすことになります。

ケージとは?

ケージにいる子犬

「ケージ」とは床がついていて、壁が網状になっている犬の部屋のことです。
主に天井がついていますが、取り外しできるものもあります。

大きさと重さがあるので、持ち運びは難しいですが、程度な広さがあるので、やや長めのお留守番に便利です。

ただし、網状のものは視界がよく見えるので、ケージの外が気になって落ち着かないことがあります。

天井がついていれば、落下物から犬を守ることができ、犬がイタズラしてしまうのも防止できます。

 

「ゲージ」という表記もよく目にしますが、正しくは「ケージ」です。

ケージが活躍する場面

お留守番の時の居場所として、使われることが多いと思います。

ある程度の広さがあれば、ベッドとお水とトイレを入れることができるので安心です。

寝る場所とトイレを壁で分けてあるケージもあるので、ケージの中で粗相してしまう子におすすめです。

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サークルはどう使うの?

サークルの中のうなじろう

「サークル」とは、主に網状の面をつなげて囲いを作るタイプのものです。
天井や床はなく、好きな広さにできるメリットがあります。

活発な子がお留守番する時、広いスぺースを確保することができるのでおすすめです。
(飛び越えたり、倒したりしないように、強度の強いものを選びましょう。)

移動が簡単なので、部屋を移動して使うこともできます。

床にはクッションフロアやジョイントマットを敷いておくと、汚れた時に掃除しやすく衛生的です。
どちらもホームセンターなどで売っています。

 

我が家では、トイレトレーニングから、外への吠え防止の柵としても大活躍しています。

おすすめは「クレート」+「ケージ」か「サークル」

「クレート」+「ケージ」
「クレート」+「サークル」

使い方

「ケージ」や「サークル」の中に「クレート」とトイレ、お水を入れておくのが、犬専用スぺースとしておすすめです。

ケージ内のおすすめのレイアウトはこちら!

おすすめのハウスレイアウト
(クッションマットが足りていませんが、本当は全面敷いた方がいいです。中央の定規の意味は関連記事で説明しています。)
関連記事

お留守番でも安心なレイアウトと解説はこちら
犬の留守番中のトイレどうしてる?おすすめレイアウトと対策アイデア

普段から、硬い素材でできたクレートを使うことで、緊急時には安心できるスペースとして使うこともできます。
緊急避難の時にただでさえ不安な中、自分の部屋にいられることは愛犬のストレスの軽減にもつながります。

ソフトタイプより蒸れにくく、覆われていることで落ちついて過ごしやすくなります。

 

さらに、ケージやサークルで囲むことで、やや長めのお留守番でも窮屈な思いをせずに、安全に過ごすことができます。

まとめ

犬の安心できる場所を確保してあげることは、その後の問題行動にも関係する大切なポイントです。

愛犬が日々安心して過ごせることはもちろん、緊急時や災害時でも、できるだけストレスなくいられるようにイメージしながら、お家にあったスタイルを選びましょう。