「ふだんは上手にできるのに、留守番のときだけ失敗する。」
「サークルで留守番させるとトイレを我慢してしまう。」
「疲れて帰ってくるとうんちまみれになっていて、片付けにうんざり・・・」
留守番中の愛犬のトイレ問題はいろいろとありますよね。
仕事から帰ってきて片付けに追われる日々を、何とかしたいと思っている方も多いはずです。
実際私も、愛犬が留守番中にトイレをしないことが心配でした。
今ではその理由が分かり、長時間の留守番になってもシーツの上でしてくれます。
この記事では、留守番中のトイレ問題を、状況別で解説し、おすすめレイアウトを紹介しています。
犬の気持ちを知り、対策をすることで、安心してお出かけができるようになりますよ!
サークルの中で留守番するとできない子
留守番の間トイレをがまんしてしまう場合
① 外ですることに慣れてしまった
犬は自分の居場所を汚したくない習性から、ふだん散歩の時に排泄していると、部屋の中ではしたがらなくなることがよくあります。
成犬の場合、12時間くらいトイレをがまんできてしまうのですが、やはり長時間は体に良くありません。
部屋でトイレを済ましてから散歩に出るなど、部屋でもできるよう練習をしましょう。
② 独りぼっちの不安から
独りで留守番する不安から、トイレをがまんしてしまうことがあります。
快適に留守番できるよう留守番練習をすることが大切です。
家族が家にいる時にも、サークルの中で過ごす時間を作ると、独りでいることに自信がつきます。
③ ベッドとトイレが近い
犬はきれい好きな動物で、自分の寝床の近くでは排泄をしたがらない習性があります。
そのため、ベッドとトイレは50㎝以上離れているのが理想的と言われています。
サークルの中は狭いことが多いので、ベッドとトイレが近くなりがちです。
ふだんはサークルの外で生活していて、留守番の時だけサークルの中になると、ベッドを汚さないようにとがまんしてしまうことがあります。
トイレ以外で粗相してしまう場合
① トイレをしっかり理解していない
クッションや自分のベッドにしてしまう場合、サークル全体がトイレになってしまっている可能性があります。
犬は自分のおしっこが足につかないように、吸水性の高いところでする習性があります。
ふだんサークル内のベッドにいることがなく、留守番の時だけサークルで過ごすと、吸水性の高いクッションやベッドは勘違いしやすいものになります。
犬用ベッドを、クッションではなく天井付きのクレートにすることで、粗相されにくくなります。
② 独りぼっちの不安から
先ほどの②と同じように、飼い主さんがいない不安から粗相をすることがあります。
独りでもふだん通り過ごせるように、留守番の練習をしてあげます。
サークルがうんちまみれになる場合
① トイレをしっかり理解していない
先ほどの①と同じように、サークルの中全体がトイレと勘違いしている場合です。
クッションなどは取り除き、シーツの上でできた時にたくさんほめてあげます。
② 独りぼっちの不安から
不安からの粗相のあと、パニック状態になり踏みつぶしてしまう可能性があります。
ストレスや体調不良でお腹を壊していないか注意深く見てあげ、状況によっては獣医さんに相談すると安心です。
③ 飼い主さんの帰宅がうれしいから
おとなしく留守番できていた子でも、飼い主さんが帰ってきた音などで興奮してサークルを走り回り、踏みつぶしてしまうことがあります。
帰宅時に興奮状態にならないよう、落ち着くまでは声をかけない、見ないを徹底し、落ち着いて歓迎してもらうように練習します。
また、留守番の前にうんちを済ますようサイクルを調節していく方法もあります。
シーツをびりびりにしている場合
① 暇を持て余している
ストレスがたまっていたり、好奇心からシーツを破いてしまうことがあります。
特に子犬や若い犬に多く、間違って食べてしまうと危険な場合もあるので注意が必要です。
メッシュのついたトレーにすることで対処できますが、一番はストレスを解消することです。
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長時間の留守番にならないようにする、留守番の前に散歩に行く、知育玩具を入れてあげるなどの発散方法があります。
どうしても時間を取るのが難しい場合は、犬の保育園に通うという選択肢もあります。
② 独りぼっちの不安から
飼い主さんと離れた不安から破壊行動やパニック状態になることがあります。
留守番練習が大切ですが、あまりに症状がひどい場合は獣医さんに相談することをおすすめします。
部屋を自由(フリー)にして留守番するとできない子
トイレ以外で粗相してしまう場合
① 独りぼっちの不安から
飼い主さんがいない不安からくる粗相の可能性があります。
② 自分の足でトイレに行った経験が少ない
サークルにいる時は上手にシーツでできるのに、部屋を自由にすると失敗する場合、部屋から自分の足でサークル内のトイレにいった経験が少ない可能性があります。
トイレのサインが出たらおやつなどで誘導し、抱っこではなく、愛犬が自分からトイレへ行けるように練習します。
シーツでもしているのに他の所でもしている場合
① シーツが汚れてしまったため
シーツが汚れていると、踏んだ時に足についてしまうので嫌がることがあります。
厚手のシーツに切り替えたり、サイズを大きくしてみましょう。
② トイレに間に合わない
子犬の場合、部屋が広すぎて間に合わず粗相してしまうことがあります。
トイレの数を増やしたり、自由にできる部屋を狭めてあげると解決することがあります。
留守番するときにおすすめのレイアウトはこちら!
サークルの中にクレートとトイレシーツを置きます。
クッションではなくクレートにすることで、ベッドでの粗相の確率が減ります。
トイレはシーツのみでもトレーでも好きなタイプでOKです。
うちはオスなのでシーツに目標物を置いています。
※写真では家の真ん中に設置していますが、壁際など静かな所に設置します。
上から見るとこんな感じです。
サークルのスペースはお家の状況により変わりますが、トイレとベッドが分かりやすいことがポイントです。
ある程度の広さがあれば、留守番が長めになってしまったときも安心ですが、必ず新鮮なお水が飲めるようにしましょう。
真ん中に置いているのが50㎝定規です。
クッションマットなどを敷くと衛生管理がしやすくなります。
※クッションマットのサイズが足りていませんが、実際は全面に引いた方がいいです。
仕切り付きケージもあります
トイレが別室になっているサークルだと、50㎝以上離せなくてもトイレを認識しやすくなります。
↓ こちらはケージを組み合わせてお部屋をつなげることができるので便利です。
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愛犬がさらに留守番上手になるためにこんな工夫も
知育トイを入れておく
コングなど壊れにくく安全な知育トイを数個用意します。
おやつが取り出しやすいものと、取り出しにくいものを作ることで、難易度が上がります。
取り出そうと頭を使うことはいい疲労感にもつながるので、留守番中暇にならずに過ごせます。
サークルに入ることを嫌がる子などは、サークルを楽しい場所だと思ってもらうのに有効です。
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転がすと穴からおやつが出るタイプのコングもあります。
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留守番の前に散歩に行っておく
犬は最初の30分上手に留守番できたら、その後も穏やかに過ごしやすいと言われています。
散歩をしてエネルギーを発散させておくことで、留守番中を休憩時間にすることができます。
元気いっぱいでものを破壊しやすい子、留守番で不安になる子におすすめです。
また、運動後はトイレをしやすいので、留守番前にお家でトイレを済ませておけば、トイレを我慢してしまう子の体への負担を減らしてあげることができます。
まとめ
いかがでしたか?
お家の子の留守番トイレ問題のヒントは見つかったでしょうか?
ポイントは環境を整えてあげることと、留守番上手になることです。
ぜひ、今の留守番環境を見直してみて、愛犬が快適に過ごせる空間を用意してあげましょう。