ペット保険の加入率は徐々に上がっていますが、日本ではまだ10%未満。
周りに加入している人がまだまだ少ないので、入るべきか悩まれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
「子犬だからもう少し年齢が上がったら考えようかな・・・」
「どうやって選んだらいいかわからないから、まだいいかな・・・」
と、ついつい先延ばしにしがちです。
けれど、ペット保険に入りたいと思ったときにはすでに入れないことがあります!
この記事では、以前は生命保険を販売していた私おだんごが、簡単にですが人の保険との違いをお伝えし、ペット保険に入るメリットとその選び方をお伝えしています。
ペット保険に入りたくても加入できなかった我が家のエピソードも参考にしていただければと思います。
人の保険とペット保険の違い
人が保険に入る目的は「万が一の時家族にお金を残す」「入院・手術など突発的な出費を抑える」などが多いかと思います。
人の保険の場合、家族構成や経済状況など、ライフステージに合わせた保険を選ぶ必要があるので、どの保険が合うかはその人により違います。
しかし、ペットの場合は「動物病院でかかった費用を補う」のほぼ1択です。
ペット保険の場合、補償内容と月々に支払う金額のバランスがいいものがいい保険になるので、人よりもシンプルに比べやすく、人気も集中しやすいです。
個人的には、信憑性の高いサイトで評価の高いものが、多くのわんちゃんにとっていい保険になる可能性が高いと思います。
「保険」の言葉に拒否反応が出る方も多いと思いますが、ペット保険は「商品比較」と考えると、少しハードルが下がるのではないでしょうか。
ペット保険の加入をおすすめする理由
ペットの治療費は高額になりやすい
人の場合、急な入院・手術が決まっても、払えないから治療できないことはなかなかありません。
(先進医療は別ですが)
なぜなら、たいていの場合国民健康保険から医療費が負担され、かかった金額の3割ほどの支払いで済むからです。
また、国の手厚いサポートにより、ある期間に医療費が一定金額以上になると、申請すればお金が返ってきます。(高額療養費制度といいます。)
ペットには人のように、国による医療費のサポート制度がありません。
さらに、動物病院が金額を自由に設定できるので、病院により治療費が異なります。
全額自分で支払わなければならないので、かなり高額になってしまう場合があります!
知り合いのところのワンちゃんは膝蓋骨脱臼(お膝のお皿が脱臼)の手術で合計数百万円かかったそうです・・・
実費だと我が家はその金額を出すことは難しいです。
保険に入っていれば治療の選択肢が増えたということも起こりうるのです。
ペットの寿命が延びている
ペットも医療の発達により、治る病気が増え寿命が延びてきています。
人の場合、高齢者は1割負担など医療費の負担が軽減されますが、ペットの場合は変わらず医療費がかかることになります。
もちろん、年を取るほど病気のリスクは上がるので、医療費がかかる可能性はどんどん上がっていきます。
数万~数十万単位の医療費が頻繁にかかると、貯蓄だけでは難しくなってしまうこともあります。
ペット保険の比べ方
保険会社によって、日数制限、支払い限度額、補償対象外などが違うのでリストにすると比べやすくなります。
また保険料についても、年齢によって段階的に上がるところや、一定の年齢までは同じ金額なところがあるので、比較する必要があります。
ペット保険は年齢制限が早く、年をとると入れないところが多いので、シニアで検討される方はお早めに!
(年齢制限は保険会社により異なります。)
じっくり検討派の方は、愛犬の犬種から起こりやすい病気を調べ、補償に入っているか確認するとよりオーダーメイドになります。
面倒な方は、公平なペット保険ランキングを参考にしてもOKです。
実際に3社に申し込んだ結果・・・
インターネットで人気なペット保険を調べ、5社ほど資料請求しました。
我が家の犬は雑種の保護犬なので、年齢が不明でした。
軽度のフィラリア陽性でしたが、薬を飲み続け陰性になってから、保険の申し込みを始めました。
保護犬は年齢が分らない子が多いので、推定年齢で書きます。
それも不明な場合は獣医さんに推定年齢を診てもらいます。
ここから3社に絞って第1志望の保険会社に申し込みをしました。
数日後返信のメールが入り調査中とのこと。
そしてその数日後お断りのメールがきました。
他の2つも申し込みましたが同じくお断り・・・
治っていてもフィラリア経験の犬は加入が難しい
お断りの理由は基本的に教えてもらえないのですが、おそらくフィラリアでしょう・・・
保険の申し込みをするときには「告知」という過去の病歴などを書く書類があります。
嘘を書いたりすると、加入後でも解除になってしまうので、必ず真実を書きます。
フィラリア陰性になってから3カ月以上は経っていましたが、告知欄の過去の病歴のチェックリストには必ずフィラリアが入っています。
フィラリアは陰性になってからも、心臓などにダメージを与える怖い病気なのだと実感しました。
保護犬にはフィラリア陽性の子は多く、他の持病を持っている子もたくさんいます。
保護犬を迎えられない理由が「持病があるため」にならないためにも、加入しやすい保険ができてくれたらと願うばかりです。
ペット保険は健康なうちしか入れない
ペット保険は健康なうちしか入ることができません。
医療の発達とともに、ペットの寿命も増え、治療できる病気も増えてきました。
そのため、病院へ行く機会も増えることになりますが、ペットには人のような健康保険制度はありません。
金銭面で治療の選択ができないことは、飼い主さんにとって苦しいことだと思います。
ペット保険に加入するかどうかも含めて、迎えた子が元気なうちにぜひ検討することをおすすめします。