犬を迎えたばかりの時は計量カップでしっかり計ってあげていたのに、いつの間にか目分量。
私おだんごはおおざっぱな性格なので、印をつけた計量カップを使っているものの、多く入ったときは「おまけだよ!」とそのままあげてしまうこともあります。(そしてやや増量中・・・)
飼い主さんによって、しっかり計らないと心配な方もいらっしゃいますよね。
体重の増減がなく健康であればそれぞれのやり方でOKです。
けれど、子犬や高齢犬(シニア犬)ではあげる量に注意が必要です。
おうちの犬が健康でいられるように、たまに体重を確認し、フードの量を点検してみましょう!
フードの袋通りの量を目安にする
栄養の配合がちがうので、フードによりあげる量も変わります。
そのため、フードの袋に書いてある体重別の量が一番参考になります。
(高級系フードは高エネルギーなのでかなり少量だったりします!)
フードを移し替えて袋を捨ててしまった方は、ネットでそのメーカーのホームページを見て確認しましょう。
おうちの子が肥満気味かどうかは「ボディコンディションスコア(BCS)」という指標で確認することができます。
ネットで画像を見てチェックしてみてください。
理想は「3」の標準です。
日々の体重をチェック
体重が増えていくか、減っていくかはごはんの量を確認する目安になります。
毎日体重測定をする必要はありませんが、定期的に確認して、成犬なのに体重が増えていくようであれば、あげすぎている可能性があります。
- 愛犬を抱っこして体重計に乗る
- 自分だけの体重を計る
- 愛犬を抱っこして計った重さ-自分の体重=愛犬の体重 を計算する
愛犬だけを体重計に乗せるのは、動いてしまうので意外と難しいです。
参考までに
フードの量の目安は「犬の耳の付け根から上の頭をお皿に見立てたとき、入るくらいの量」といわれています。
ただし、フードにより量には差があるので、どうしても困った時の参考程度でお願いします。
成長ステージごとの定期点検
成犬では体重が変わらなければ、同じ量を与えていてOKなのですが、子犬やシニア犬(7歳ごろから)の場合はあげる量や必要な栄養素が変わっていきます。
子犬の場合
フードの袋に1日の給与量が書いてあるので、1日3回ごはんをあげているお家では、書いてある量を3回分に分けてあげます。
ふやかしごはんをあげている場合、袋に書いてある量を確認し、フードを計ってからふやかします。
子犬(1歳くらいまで)は成長期なので、体重が増えるにつれてごはんの量も増やしていく必要があります。
以前ペットショップで働いていたとき聞いた話ですが、「子犬を迎えた方に、今あげているごはんの量を説明したら、その後もずっと同じ量をあげ続けていてやせてしまった。」ということがあったそうです。
成長期の子犬は特にフードの量に気をつけてあげてください。
シニア犬の場合
小型犬は7歳を過ぎるとシニア期に入ります。
高カロリーごはんと思われがちですが、代謝が落ちるので、そのままのごはんをあげ続けると太ってしまうことがあります。
健康に問題がなく「徐々に体重が増えているな・・・。」と感じたら、獣医さんに相談し、シニア用の低カロリー高たんぱくのごはんに切り替えていきます。
健康で体重も維持できていれば、無理にシニア用に変えなくても大丈夫です。
病気や体調によって異なるので、持病があったり、体重が落ちている犬の場合は獣医さんに相談してください。
我が家の実家の犬の場合は、食が細くなり体重が減ったため獣医さんに相談したら、歯がぐらぐらして炎症が起きていたことがわかりました。
食が細くなる原因は加齢だけではないことがあるので、定期健診に行くことも大切です。
高齢犬でしたが、全身麻酔で歯石除去をしました。
こちらの記事に詳しく書いています。
フードのメーカーを変えるとき
今まで食べていたものから、急にメーカーを変えてしまうと、警戒して食べないことがあります。
また、新しいフードにアレルギーが出てしまう場合があります。
フードを切り替えるときは全体量の20%だけ新しいフードにして、徐々に切り替えていきます。
獣医さんが開いている平日の午前にスタートするのがより安心です。
愛犬の健康のために、質の高いフードを選ぶことも、とても大切です!
我が家の保護犬のごわごわした毛並みが、良質なフードに切り替えてからふっさふさになりました。
まとめ
- ごはんの量のフードの袋、メーカーのホームページを参考にする
- 体重が一定に保てているか確認する
- 子犬は成長するのでこまめに体重を測定し、ごはんの量が足りているか確認する
- シニア期(7歳ごろから)は必要な栄養が変わるので健康であればシニア用ごはんに切り替える
- フードを切り替えるときは全体量の20%だけ新しいフードにして徐々に切り替える
- ごはんの定期点検をしてみよう!