毎日の犬との散歩。
忙しいとどうしても面倒だと思ってしまう日もありますよね。
ペットショップで子犬を購入したとき「小型犬なのでお散歩はしなくてもいい。」と言われた、というエピソードを聞くことがあります。
けれど、どの犬種でも散歩は必要です。
日々事務的になりがちな散歩ですが、実は犬にとっては外の世界とつながるためのとても大切な時間なのです。
散歩の本当の意味を知ることで、愛犬とのお散歩の時間がもっと愛おしいものになると思います。
犬の散歩の目的はトイレ?
犬が外でしかトイレをしてくれないというお家は多いと思います。
わが家もお恥ずかしいですがウンチは外がメインで、ほとんど部屋ではしてくれません。
けれど、本当は犬のトイレはお家で済まし、外で行わないのがマナーです。
(外の解放感を知った犬に、部屋でのトイレをしつけるのはなかなか難しいですよね・・・)
自治体によって、おしっこは水で流すなど決まりがあります。
住んでいる地域のルールを確認しておきましょう。
犬にとっての散歩の意味
① 運動
たとえ小型犬があっても運動は必要です。
運動不足だと吠えや破壊など困った行動が増えやすくなります。
マンションなどの場合、部屋の中だけで運動スペースを確保するのは難しいと思います。
また、フローリングの上を走らせると関節にもよくないので注意が必要です。
散歩に時間が十分取れない方は、内容を工夫する方法もあります。
犬の体調にもよりますが、坂道を歩いたり、芝生を歩いたり、道を変えるだけでもいい運動になります。
また、散歩だけが運動の時間ではありません。
天気が悪い日などは、お部屋で一緒に遊ぶことも、愛犬にとって楽しい運動の時間になります。
② ストレス解消
昔、外につながれている犬が自分のしっぽを追っかけてくるくる回っているのを見たことありませんか?
あのくるくるは、ひまでストレスが溜まっている時にする行動です。
犬も一日中やることがないとストレスが溜まります。
外に出て散歩することは気分転換になり、ストレス解消につながります。
ふだん散歩に行かないお家で、愛犬の問題行動(特に吠え、破壊など)に悩まれている方は、散歩をして①運動②ストレス解消をしてみてください。
きっと変化が出てくるはずです!
③ 情報取集している
電柱があるたびに、一生懸命くんくん臭いを嗅いでいますよね。
犬は臭いから他の犬の情報など感じています。
私たちが、メールをしたり、ニュースを見たりするのと似たような感覚だと思います。
それができないと社会から切り離されたような気分になるはずです。
群れで生きる動物としてはかなりのストレスになります。
高齢犬で散歩ができなくなると、部屋の中で過ごすことが多くなってしまいますが、外の空気を吸うだけでも、脳が活性化されいい刺激になります。
ドッグカートに乗せることで、一緒に散歩することができます。
④ 飼い主さんとコミュニケーションをとる時間
散歩中は黙って犬についていきがちですが、アイコンタクトをしたり、途中で「おすわり」などの指示を出すことで、コミュニケーションをとることができます。
犬と一緒にトレッキングに行く方もいらっしゃるように、犬は飼い主さんと体を動かすのが大好きです。
お休みの日などに、家族で自然の中に行くのも信頼関係が深まる経験になります。
そして、飼い主さんが散歩を楽しむことで、犬もより散歩を楽しむことができます。
散歩が苦手な子は、無理に連れ出さず、徐々に慣らしてあげても大丈夫です。
散歩に出たことがなく、外の世界が不安な子もいます。
まずは、窓を開けて外の空気を感じさせてあげるところからスタートしましょう。
まとめ
犬のお散歩の意味は
- 運動
- ストレス解消
- 情報収集している
- 飼い主さんとコミュニケーションをとる時間
お散歩の時間は、飼い主さんと一緒に体を動かせる特別な時間です。
ぜひ、犬とのコミュニケーションを取りながら、楽しいお散歩にしてください。