犬と人が一緒にソファに座っている景色すてきですよね。
わが家でも（一瞬）そんな和やかな時間が流れる時がありますが、とにかくよく掘ります。
寝る前に儀式のようにひたすら掘ってから、一周回って寝ます。
おかげでソファは毛玉だらけです。
「犬がソファを掘るのは何で？」
「舐めるのは何で？」
「ソファの下に潜るのは何で？」
と気になったことはありませんか？
この記事では、ソファにまつわる犬の不思議行動についての理由を解説し、その対策をご紹介しています。
やめさせるべきか、諦めるべきか悩んでいた方は、別の解決策が見つかるかもしれません。
ソファの登り降りは犬の関節に負担がかかり、骨折やヘルニアなどのケガをしてしまうことがあります。
階段（ステップ）や坂道（スロープ）をつけてあげると安全です。
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ソファを掘る理由は？
- 掘りたい欲求があるから
- 寝心地がいいように整えている
- ストレス発散のため
- 飼い主さんの気を引こうとしているから
① 堀りたい欲求があるから
犬は穴を掘る習性を持っています。
②の「居心地がいいように整えている」とも重なりますが、寝床を整えるためや、食べ物を隠しておくために土を掘ります。
② 寝心地がいいように整えている
寝る前に掘る行動をすることはありませんか？
犬はもともと穴を掘って巣をつくり生活していた動物なので、その名残と言われています。
自分にとって寝心地が良いように、周りを整えてからおもむろに横になります。
③ ストレス発散のため
運動不足などでストレスが溜まっていると、掘る行動をすることがあります。
寝るわけでもなくひたすら掘っている時は、掘るのが好きでストレス解消をしているか、暇で遊んでいる可能性があります。
④ 飼い主さんの気を引こうとしているから
「掘っていたら飼い主さんが声をかけてくれた」経験などから、自分に注目してもらうために掘る行動をすることがあります。
掘ってはこっちの様子をうかがい、注目されているか確認します。
掘ることへの対策
ソファにカバーをしたり、ブランケットなどを敷いておくと、そこを好きな形に掘るのでソファが傷つかなくて済みます。
また、愛犬専用のスペース（クレートなど）を用意してあげると、落ち着いて過ごせるようになってきます。
ストレスを発散させるには、散歩の時間を長めにしてみたり、一緒に遊んであげることで、愛犬も充実した一日を過ごすことができます。
体を動かすだけでなく、頭を使うこともいい運動になります。
鼻を使ったおやつの宝探し（ノーズワークマット）や知育トイを与えるのもおすすめです。
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穴掘りがしたい子には、子ども用のボールプールなどを用意してあげるのも喜んでくれるかもしれません。
（ボールは飲み込めないサイズのものを選びましょう。）
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ソファを舐める理由は？
- 食べ物や飼い主さんのにおいがするから
- 暇だから
- 飼い主さんの気を引こうとしているから
- 不安やストレスを感じているから
① 食べ物や飼い主さんのにおいがするから
ソファはにおいがしみこみやすいので、おいしいにおいがすると必死に舐めようとします。
また、大好きな飼い主さんのにおいがするのが気になって舐めることもあります。
②暇だから
退屈なために、暇つぶしで舐める行動がでることがあります。
③気を引きたいから
「掘る」行動と同じように、飼い主さんが反応してくれたために、繰り返します。
④不安やストレスを感じているから
不安やストレスを感じると、鼻を舐めたり、一か所を舐め続ける行動が出ることがあります。
舐めつつも、たまに周りの様子をうかがう素振りをします。
落ち着くスペースがない、ケンカが絶えないなど、日常生活でストレスに感じていることがないか、チェックしてあげましょう。
舐めることへの対策
舐める行動がストレスからくるものだと、注意をするのは逆効果で、悪化してしまう可能性があります。
どうしても舐められたくない場合は、カバーをして、汚れたら洗濯するのが一番です。
洗濯が頻繁にできると、食べ物のにおいなども減るので相乗効果が期待できます。
ひじ掛けなど木製部分は、舐め続けるとワックスがはげて変色や乾燥してしまいます。
舐めても安全なワックスを定期的に塗るのがおすすめです。
わが家ではフローリングで使っている「キヌカ」というワックスを使用しています。
米ぬかからできている自然塗料なので、「赤ちゃんが舐めてしまっても安全」と工務店の方からおすすめされました。
約３年間、我が家の犬がフローリングを舐めていますが、今のところ無害そうです。
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たくさん遊んであげ、舐めそうになったら気をそらすことを繰り返すと舐める行動をしなくていい気持ちになっていきます。
ソファの下に潜り込む理由は？
犬はもともと巣穴に住んでいた動物で、暗くて狭い所が好きです。
そのため、ソファの下がちょうど居心地がよかったのだと思います。
ただ、いるのに気づかず出入りの時にぶつかってしまったり、踏んずけてしまうと危険です。
できれば愛犬がリラックスして過ごせる、犬専用のスペースをつくってあげましょう。
ソファの下に潜り込むことへの対策
犬専用スぺースを作ってあげると、愛犬が安心して過ごせるようになり、攻撃的な行動も減ることがあります。
特に小さいお子さんがいるお家は、犬専用スペースにお子さんが入らないようにルールを教えてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか？
愛犬にとって安心できる場所を準備してあげ、ストレスの発散が十分にできていたら、「掘る」「舐める」をしなくても、他に意識が向くようになることもあります。
ソファの買い替えや洗濯はなかなか大変なので、愛犬の行動が変わるきっかけになれば幸いです。
