待ちに待った保護犬を迎える日、うれしさと緊張でいっぱいでした。
「どう接すればいいの?」「パニックになったらどうしよう・・・」
など不安はつきものです。
犬の勉強をしてきた私も、実際に保護犬を迎えるのは初めてだったので、とてもドキドキした1日でした。
この記事では、我が家が保護犬を迎えたときの、譲渡日延期アクシデント、迎えた初日の家での様子など、実体験をお伝えしています。
これから保護犬を迎える方のご参考になればと思います。
当日から始まった悩みは「便秘」「マーキング」そして「夜鳴き」でした・・・
保護犬おあずけの連続
家族みんながそろって、ゆっくり様子を見られるように、譲渡日は土曜日にしてもらいました。
しかし、当日うなじろうは謎の不調で病院へ搬送。
翌日の日曜日に飛行機でやってくることになりました。
「あれ?我が家に来るのがストレス?!体が弱いのかな?」
と、いろいろ不安になりました。
日曜日になり、到着予定時刻の昼過ぎに間に合うよう空港へ向かっていると電話が・・・
空港からでした。フライトが遅れていて到着時刻が30分後になるとのこと。
心ここにあらずのまま、ショッピングモールで時間をつぶしました。
とうとう保護犬と初対面
空港に着き、ゲートで貨物エリアに入るための手続きを済ませました。
空港の貨物エリアで待っていたのは私たち家族だけ。台車を押した空港スタッフが一直線にこちらに向かってきました。
台車にはクレート(硬い素材でできた犬の部屋)が乗っていて、隙間から不安げな犬の顔が見えた時は涙が出そうでした。
はるばるお疲れ様という感じでした。
車の後部スペースに乗せ、道中1時間半吠えることもなく静かでした。
きっと不安だったんだと思います。
(のち、車に乗せると吠えるようになりました・・・)
ちなみにこの時、車のBGMはそんなに思い入れのない曲にしました。
万一この日がトラウマになると、かけていた曲が嫌いになってしまうといけないので(笑)
家についてからまずしたことは「お水」をあげること
脱走が怖かったので、空港で受け取ってから家に着くまで、一切クレートを開けませんでした。
用意していたサークルの中にクレートを置き、ドアを開けると、ひょこひょこ出てきて小刻みにしっぽをふっていました。
人で言う「愛想笑い」のように見えました。
まず第一にしたことは「水をあげる」ことでした。水が飲めない時間が続いていたからです。
夕ごはんの時間でしたが、来たばかりでストレスも多くかかっているので、到着から1時間後に初めてあげました。
保護犬は不安からごはんが食べれない子もいる中、気持ちいいくらいの速さで食べてくれ一安心しました。
ごはんの種類は、今まで食べていたフードを事前に保護団体さんに聞いて買っておいた物です。
どうやらこの子は、それほど人が嫌いでなく、意外と図太い神経を持っているという印象でした。
子供たちに「今日は疲れているから触らないで静かにしていよう。」と伝えていたので、少し部屋の中を探索する時間を取った以外は、家族でサークルの中の保護犬を横目で見る程度ですごしました。
目が合うと、二足歩行で両前足を合わせる謎の「おねだりポーズ」をくりだしていました。
やっぱり来たか!トイレ問題スタート
迎えた当日うんちはしませんでした。
おしっこについては、保護団体さんから「来たばかりの子はストレスで多飲多尿になりやすい」「去勢したばかりでマーキングが多い」と伺っていました。
たしかにかなり水を飲んでいました。
シーツでできるよう教えてもらっていたので、我が家のサークル内に設置したトイレでもなんとかやってくれました。
この日以降はマーキングとの闘いが始まりました・・・
さっそく「夜鳴き」に悩まされる・・・
クレートを用意していましたが、慣れるまで空輸のとき入ってきたクレートを使いました。
サークル内にクレートを置き、寝るときはクレートのドアを閉めました。
クレートの中には自分から入っていましたが、夜になって電気を消すと豹変。パニックを起こしてしまいました。
夜中吠えて、爪から血が出るまでサークルをひっかくことが5日間くらい続きました。
(マンションなどにお住まいの方には厳しい状況です・・・)
保護団体さんのところでは、他の犬と一緒に過ごし、お世話する人と同じ部屋で寝ていたため、初日に少し鳴いた程度ということでした。
我が家は「1階はうなじろうのみ、2階は家族みんなで寝る。」という形だったので初めての環境だったようです。
我が家の保護犬の「夜鳴きの経過」はこちらの記事にも書いています。
当時やっておくべきだった夜鳴き対策の方法はこちらにまとめています。
そんな怒涛の1日からもう何年も経ち、今では平和な日々を送っています。