【ハウスを嫌がる犬でも大丈夫】正しい使い方と教え方でハウス大好きの愛犬に!

クレートのうなじろう しつけ

来客の時など、犬をハウスに入れようと思ってもなかなか入ってくれないことがありますよね。

ハウスで吠え続けられると、ご近所の目が気になって、つい出してしまったり・・・

 

愛犬がハウス嫌いになってしまい、もうハウスは使ってないというお家も多いです。

実際私も、無理やり入れてしまったことから、我が家の犬がハウスに入りたがらない時期がありました。
今では寝る前に私が歯磨きをしていると、空気を読んだように自分から入っていきます。

 

うまくいかない理由は、大まかな教え方が載っているだけで、ハウス(クレートトレーニング)を教える意味が、いまいちわからないからです。

「ハウス」=指示でハウスに入ること  ではありません。

 

この記事では、ハウスのしつけ(クレートトレーニング)が失敗しやすい原因と、ハウスの正しい使い方についてまとめています。

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愛犬がハウスを安心できる場所だと分かってくれると、吠え続けていた子が落ち着いたり、他の悩みが解決することがありますよ。

犬がハウス嫌いになる原因

クレートの中のうなじろう

無理やり入れられた経験がある

犬を迎えてすぐ、病院へ連れて行かなければいけなかったり、お留守番しなければいけなかったり、ハウスに入らなければいけない場面が出てきます。

この時に仕方なく、無理やり入れてしまった方も多いのではないでしょうか。

ハウスに慣れる前に使う場面が出てしまうことはしかたがないので、そのあとのフォローが肝心です。

 

ハウスのしつけは犬を迎えた日からスタートし、途中で使うことがあっても、引き続き正しいハウスの教え方をすることで、また入ってくれるようになります。

この時、より好きなおやつを使うことで、上達スピードがアップします。

 

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閉じ込められた経験がある

「ハウス」の指示でハウスへ入るようになっても、ドアを閉めることに慣れていないと、中でパニックを起こし、嫌いになってしまいます。

子犬を迎えた時に、トイレトレーニングのためにハウスに入れると聞いて、がんばって入れていた方もいらっしゃいますよね。
子犬が「ハウスに閉じ込められると、不安だし楽しくない。 」と思ってしまうと、中にいることが嫌になってしまいます。

だっこして無理やり入れるのではなく、おやつやおもちゃを使って誘導することが大切です。

来客のときに吠えるからと、慣れていないハウスに閉じ込めることも、犬にとってはお仕置き部屋になってしまいます。

 

共通していることは、「まだハウスに安心感がないうちに使ってしまう」ことです。

ではハウスに安心感を持ってもらうにはどうしたらいいか、ご説明します。

 

犬に「ハウス」を安心して使ってもらうには

クレートでリラックスするうなじろう

ハウスはもともと犬にとって居心地がいいように作られている

犬の祖先は巣穴で生活していたので、暗くて周りが囲われているところで安心して過ごすことができます。

よくハウスにいる犬は「狭いところに閉じ込められていてかわそう。」と言われることがありますが、サイズが合っていれば、犬にとって居心地のいい空間なのです。

むしろ自分の居場所がないと、部屋全体が自分の守るべき空間になるので、敵が来ないか緊張感を持って生活しなればならなくなるのです。

お部屋の中でうろうろして落ち着きがなかったり、物音に敏感に反応して吠える子はこれが原因なことも。

 

けれど、どの犬もハウスがあれば自然に入っていくわけではありません。
まず「ハウス」が愛犬専用のお部屋であることを教えてあげ、覚えたら「ハウス」の指示で自分の部屋に入ることを教えてあげます。

 

ハウスはどんなものを使えばいいの?サイズの選び方は?

クレート
ドアを外したクレート

おすすめは「クレート」と呼ばれる硬い素材でできた犬の部屋です。
ドアが外せるものが、しつけしやすく、普段使いもしやすいです。

サイズは、犬がオスワリしたとき頭が当たらず、フセができ、中でくるっと一周できるものを選びます。

布などのソフトな素材のものもありますが、室内でお部屋として使うには、安全面も考えて硬い素材のものがおすすめです。

 

サークルではだめなの?クレートのメリット

お留守番のときに犬をサークルに入れる方も多いと思います。
長時間のお留守番の場合、クレートでは狭すぎるので不向きです。

お留守番のときにおすすめなのは、サークルの中に(ドアを外した)クレートを入れて使う方法です。
サークルの中を自由に動けて、クレートでゆっくり休めることで安心して過ごすことができます。

 

クレートのメリットとしては、旅行やホテルに預けるとき、災害時に犬を入れて使うことができる点です。
普段と違う状況でも、いつもの自分の部屋があることで、安心感が増します。

クレートとサークルは、同じ使い道ではなく、シーンごとに組み合わせたりして使います。

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ハウスでやってはいけないこと

  • ハウスの中に入る

ハウスは犬専用の部屋です。
人が手を伸ばしたりすると、安心して過ごすことができなくなってしまいます。
ハウスでリラックスしている犬に触ることもNGです。

  • ハウスを動かす、物を落とす

ハウスは犬が安心して過ごせる場所でなければいけません。
頻繁に場所が変わると、落ち着いて過ごせなくなってしまいます。
また、人通りが多くて騒がしかったり、物がぶつかったりするのも嫌いになってしまう原因になります。
ハウスは静かに過ごせる場所に設置してあげます。

  • ハウスをお仕置き部屋にする

悪いことをしたから、吠えてうるさいから、と閉じ込めることはNGです。
吠える犬を落ち着かせるときに使うには、ハウスが落ち着ける場所になっている必要があります。

  • 苦手なところに行くときだけ使う

病院で注射をするときだけ使うなど、苦手なところに行くときにだけ使うと、「ハウスに入ること=嫌なところに行く」と学習していしまいます。

一緒にお出かけに行くときや、日常の中でも使うことで、違和感なく入ってくれるようになります。

 

ハウスの目標

愛犬が自分の部屋だと理解して、安心して過ごしてくれることを目標にしましょう。

自分からたまに入って休んでいたり、「ハウス」の指示で嫌がらずに入れることが目標が達成できているかの見極めポイントになります。
必ずしも、いつもハウスに入っていなくても大丈夫です。

おやつを入れたコングをハウスの中に入れておくと、ハウスで過ごす時間が増えやすくなります。

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我が家の犬はたいていソファーやクッションにいますが、夜寝るときだけ自分からクレートに入ります。
また、病院へ行く時など「ハウス」の指示で入ります。

 

まとめ

  • 愛犬がハウスを好きになってくれるようになるには、まずハウスが安心できる場所にしてあげる
  • 「ハウス」の指示で入るのは、ハウスが犬専用の落ち着く場所になってから
  • ハウスは「クレート」と呼ばれる硬い素材が、安全面、衛生面でも使いやすい
  • お仕置き部屋にしないで、ハウスを日常に取り入れる
  • ハウスの目標は、愛犬がたまに自分から入って休んでいたり、指示で嫌がらずに入れることが大切