犬を飼っている以上必ず留守番をさせる機会がやってきます。
我が家も１日平均５時間くらい留守番の時間があります。
仕事の他に子どもの保育園や習い事の送り迎えで出入りしています。
外出のたびに「わんわん！」と吠えられてしまったり、部屋の中でパニックを起こしてしまうと、かわいそうで出かけにくくなってしまいます。
長時間の留守番は群れ社会の犬にとってストレスになりますが、留守番は一緒に生活する上で慣れてもらわなければいけない大切なことです。
実は、留守番には練習が必要です。
「明日から仕事だから留守番スタート！」と急にはじめてしまうことが、留守中の吠えなどの困った行動につながってしまいます。
少しでも快適に過ごすために、ドッグトレーナーのおだんごが行った「留守番の練習のしかた」をご紹介します。
１日の中で留守番があることがふつうと思ってもらう
留守番練習は迎えた日からスタート
犬を迎えるときは長期お休みがあるときがおすすめですが、お休みの終わりとともにずっと家にいた家族がぱったりいなくなってしまうと、犬にとっては大きなストレスになります。
これが、留守番が苦手になる原因です。
迎えた日から、犬一匹の時間を過ごしてもらうことで、平日と休日のギャップを少なくすることができます。
我が家では
「おやつで誘導しながらサークルの中に入ってもらい、１時間ほどしたら、犬が静かにしているときにサークルのドアを開ける。」
を１日何度か繰り返していました。
サークルの中にはクレート（硬い素材でできた犬用の部屋）があり、そこが犬専用の安全な場所と認識してもらうためでもありました。(クレートのドアは外していました。）
最初はサークルのドアを閉めると「え、なに？」と焦った様子でこちらを見ていましたが、あきらめて部屋にいるとまたドアが開くことも次第にわかってきたので、パニックにならずに過ごせました。
家族が家にいるときに練習する
留守番が苦手でこれから練習する方はこちらからスタートです！
今までサークルの中での留守番をしていない子は、サークルのドアを閉められるとパニックになってしまう場合があります。
そこで、ドアは開けたままで犬が自分から入るようにします。
「ハウス」など指示で入れるように教えたり、おやつで誘導するなどして、サークルの中にいることをいい印象にします。
同じように、サークルの中にはクレートを置き、犬が安心して過ごせる場所にします。
お部屋の中をフリーでお留守番している子は、どこにいていいかわからず落ち着けないこともあるため、クレートを置くことで「留守番の時はここにいると安心。」という場所を作ります。
「サークルに入るとみんな外出してしまう。」と犬が関連づけしないために、家族は部屋にいるけれどサークルに入るシチュエーションを１日数回行います。
１回の時間は犬に合わせ、数分から１時間ほど行いますが、サークルから出すタイミングは犬が静かにしているときにします。
「出してー！」とドアを引っかいているときに出してしまうと、「ドアを引っかいたら出してもらえる」と思ってしまいます。
短時間からスタート
留守番上手になるためには、家族がいるときとのギャップを減らすことが大切です。
ふだんは家族と一緒にいるのに、いきなり長時間の留守番で独りぼっちになるとストレスは大きくなってしまいます。
まずはちょっと近所に買い物程度の時間を練習します。
外出時の注意
「ごめんねー行ってくるねー」など声をかけずに、さりげなく外出します。
飼い主さんが外出してさみしい気持ちに拍車がかかってしまうと、出かける準備をしているだけで興奮するようになってしまいます。
我が家の犬は家族が出かける準備をすると自分からサークルに入っていきます。
「けなげだなー」と思いますがそうなってくれると、楽ですよ。
帰宅時の注意
帰ってきたときもさみしい気持ちに拍車をかけないように、声をかけずに部屋に入ります。
すぐにかまわずに少し時間を空けてから、なでたりしてあげましょう。
短時間の留守番に慣れてきたら、少しずつランダムに時間を伸ばしていきます。
知育トイで留守番時間を楽しく過ごす
留守番とき知育トイを使うと、そちらに気をとられて楽しく過ごすことができます。
知育トイとは、おやつなどが詰められるおもちゃで、取り出すために頭を使うことでストレスやエネルギーを発散させることができます。
簡単におやつを取り出せるものから、ちょっと難しいものまで数個準備し、お留守番中に与えると夢中になって遊んでくれます。
 | 価格:739円 |
 | 価格:980円 |
また知育トイも壊れていないか、飲み込みそうなパーツはないかチェックしてからあげましょう。
まとめ
- 急な留守番デビューはストレス！留守番も練習が必要
- 留守番のとき安心できる場所を準備してあげる
- 外出時や帰宅時は興奮させないようにすぐかまわない
- 知育玩具を使って留守番の時間を楽しく過ごす
