走ってくる車やバイクに向って吠えてしまう子いますよね。
我が家の保護犬うなじろうも、車に対して吠えてしまいます。
散歩のたびに会わないように祈るばかりで、諦めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
実は根気よく練習すれば、徐々に慣らしていくことができます。
そして、車に対する吠えはおやつ選びがとても重要だということが分かりました。
この記事では、我が家が現在行っているおやつを使った車への慣らし方をご紹介しています。
迎えた当時は、車に出会ったら大興奮。
見えなくなるまで吠え続け、向っていこうとしていました。
1年半たった今では、基本的には吠えずに通過することがでるようになり、不意に出会っても1、2度の吠えで治まるようになりました。
愛犬に合ったおやつが見つかると、祈りながら歩いていた飼い主さんも、少しリラックスして散歩を楽しめるようになりますよ。
どういうシーンで吠えるのかリサーチ
車に吠えるといっても、停まっている車、走っている車など状況が違います。
またどの程度の距離なら気にせず通過できるのか、エンジン音、ハイブリット車の音など細かく観察しました。
だめだった条件
- 向かってくる車
- 音が大きい車
- 速度が速い車
- 速度が遅くてじりじり近づいてくる車
- 不意に現れた車
- 10m前ごろから興奮する
こんな感じでした。
これらのシーンになりそうな時を犬より先に察知して、おやつをあげる準備をします。
練習の進め方
散歩中、車に出会ったらおやつをあげて気をそらすという方法で進めていきます。
「散歩のたびにおやつをあげるの?」と思われる方もいらっしゃると思います。
実はおやつを食べられるかどうかはとても重要なチェックポイントなのです。
恐怖や興奮が強すぎるとおやつすら食べてくれません。
大好きなおやつが食べられるかは、ストレス度合いのバロメーターになります。
そのため、車の刺激とおやつの量や魅力を天秤にかけたとき、おやつが勝つようにしなければいけません。
慣れてくるとおやつの量を徐々に減らすことができ、最終的には「おすわり」の指示やアイコンタクトだけで通過できるようになります。
カロリーオーバーが気になる方は、その分のごはんの量を減らして調整しましょう。
愛犬にあった魅力的なおやつ探し
どんなおやつなら車の刺激より勝てるか何種類か準備しました。
- チーズなどにおいの強い小さなおやつたくさん
- チューブ入りのおやつ
- ビニールに包まれたソーセージ状のおやつ
チーズなどにおいの強い小さなおやつたくさん
まず手に持ったまま散歩するのが難しかったです・・・
車に会うと興奮するタイプなので、おやつをあげるとき一緒に手を噛まれる危険もありました。
また、1度にたくさん食べてしまい、2回目に車に会ったとき手持ちがなくなることがありました。
ストレスの度合いの強い子には「車が来たら、おやつをたくさん入れたバッグに犬が顔を入れて食べれるようにする」方法もあり、効果的な子が多いです。
こういう小さいチーズなどのおやつを
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ポーチにたくさん入れて、犬が顔を突っ込んで食べられるようにすると、吠えずに車とすれ違うことができます。
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我が家の犬の場合は、この方法をするほど興奮レベルが高くないのでしませんでした。
チューブ入りのおやつ
どのくらいの速さで押し出すかが難しかったです。
遅いと魅力が下がり、速いと誤嚥してしまう可能性が。
そして、使い終わってからチューブの口を拭いても衛生的によくない感じがありました。
ビニールに包まれたソーセージ状のおやつ
サンライズ ゴン太のサラダチキン 緑黄色野菜入り お徳用パック 6本 関東当日便 価格:502円 |
これが現在使っているものです。
手に持ちやすく、興奮したときすぐに出すことができます。
ビニールに入ったままあげるので、なかなか出てこず必死に噛んでいる間に車が立ち去っていきます。
おやつが長いので手を噛まれるリスクも減ります。
ビニールを間違って食べないように注意する必要があります。
車に対する吠えの場合、噛み続けられるおやつがおすすめです。
噛むことで吠えることができなくなることと、噛むという行動がストレス発散になります。
お気に入りのおもちゃがある子は、車が来たらおもちゃで引っ張りっこする方法もあります。
大切なのは小さい目標を達成していくこと
「吠え」は一度習慣化してしまうと、直すのに時間がかかります。
いきなり全く吠えないを目指すと、「今日もだめだった。」で終わってしまいますが、
「いつも5回吠えるのに3回だった!」
「1回だけかわせた!」
と、少しでも前進していることに気づいてあげると、気負いせずに続けることができます。
飼い主さんがぴりぴりしながら散歩していることは犬にも伝わり、興奮の原因になります。
できるだけリラックスして成功を増やしていきましょう。