犬が「変なタイミングであくびをするなー。」と感じたことはありませんか?
例えば、叱っているときなんかにあくびをされると「え、めんどくさがってる?」とイラっとしてしまう方もいらっしゃると思います。
我が家の保護犬も迎えてすぐのときは、目が合うとよくあくびをしていました。
約2年たった今では、仕事から帰ってくると、「ふぁー」と声を出しながらあくびをしてよってきます。
実は、犬があくびをする理由は人と同じではなく、感情表現としてあくびをすることがあります。
この記事では、眠いだけではない犬があくびをする理由について解説しています。
愛犬がよくあくびをする理由を知り、気づかないうちにストレスを与えてしまっていないか、確認してみましょう。
犬のあくびの主な理由
1.眠気のあくび
犬も人と同じように眠い時や疲れた時にあくびをします。
脳の働きが低下すると、脳に新鮮な酸素を送り込もうとして大きく息を吸い込みます。
寝ようとしている時や、目が覚めて伸びをしている時によく出ます。
2.緊張している
初めて行くところや、動物病院などであくびをしていることがあると思います。
これは愛犬が緊張しているために出るあくびで、カーミングシグナルの1つです。
慣れない状況で、自分を落ち着かせようとしています。
カーミングシグナルとは?
自分や相手を落ち着かせるための動作で、その動作から犬の気持ちを知ることができます。
語源は「calm=落ち着いた」「signal=合図」からきています。
他にも、慣れない犬に会ったときにあくびをすることがあります。
相手に「戦うつもりはありません。」と伝えるためなので、「ほら!お友達だよ!」と無理に合わせるのはやめておきましょう。
3.ストレスを感じている
これもカーミングシグナルで、緊張と似ている状態です。
知らない人が急になでてきたときに、あくびをするのを見たことはないでしょうか。
犬はストレスを感じているので、あまり長くなでてもらわないよう、うまくお暇しましょう。
また、しつけなどのトレーニング中にあくびをしたら、熱が入りすぎていないか、長い時間しすぎていないか注意しましょう。
犬は意味がわからず混乱していたり、あきている可能性があります。
叱っている時のあくびも、決して飼い主さんをばかにしているわけではありません。
「そんなに怒らないで落ち着いてください。」の合図なので、注意をするときはびしっと犬に分かりやすく伝えましょう。
4.人のあくびが移っている
家族があくびをするのを見ると、つられてあくびが出ることがあると思います。
これと同じように、犬も人のあくびを見て移ることがあります。
すべての動物が移るわけではなく、社会性の高い動物は移る傾向があると言われています。
5.病気の可能性
急に頻繁にあくびをするようになった場合、体調が悪かったり、病気の可能性があります。
震えていたり、ふだんとは違う様子があったら動物病院へ相談しましょう。
あくびをしながら声を出す
帰宅すると、寝ていた犬が伸びをしたあと、あくびをしながらよってきます。
このときだいたい「ふぁー」と声を出します。
これは「暇だったよー」「寝てたよー」のアピールの可能性が高いです。
少しなでると満足そうにまた自分のお気に入りのスペースに戻っていきます。
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まとめ
犬があくびをする理由
- 眠気のあくび
- 緊張している
- ストレスを感じている
- 人のあくびが移っている
- 病気の可能性
犬が頻繁にあくびをしたら、ストレスを感じる状況になっていないか考えてみましょう。