日々の生活に追われていると、ついしつけ(以下トレーニング)を後回しにしがちですよね。
「1日1回は〇〇やるぞ!」と決めても、その日のスケジュールによって叶わない日もあり、次第にやる気がなくなっていってしまいます。
私は犬のトレーニングをするとき、1日1回必ずやるとは決めず、スキマ時間に行います。
実は、スキマ時間に行うことで、短時間で効率よくトレーニングを行うことができるんです。
この記事では、スキマ時間に犬のトレーニングをするメリットと、私のしているスキマ時間トレーニングの方法を紹介しています。
犬のしつけが負担になっている方は、こんなもんでいいのかと気が楽になると思います。
犬の集中力は短い
犬の集中力は10分弱と言われています。予想以上に短いですよね!
犬のトレーニング成功のポイントは「飽きる前に成功して終えること」です。
犬がもっとやりたいと思っているうちに終わることで、次も楽しい気持ちで取り組むことができます。
また、成功して終えることで、トレーニングが楽しい印象になります。
1回トレーニングを終えたら、次のトレーニングまで5,6時間空けた方がいいと言われています。
「1日1回必ずやるぞ!」と気合を入れることのデメリット
目標に向かって取り組むことはいいことなのですが、注意が必要です。
- つい夢中になって長い時間やってしまい犬が飽きてしまう
- ペースよく進みすぎてハードルが上がり失敗が増えてしまう
- 飼い主さんの熱が入りすぎて愛犬が嫌な時間だと感じてしまう
① つい夢中になって長い時間やってしまい、犬が飽きてしまう
先ほどのように、犬の集中できる時間は10分弱です。
トレーニングを始めると、30分くらいしてしまう方も多いのではないでしょうか。
うまくいくと「もっとできる!」とつい時間を伸ばしがちです。
集中していれば10分より長くやってもうまくいくこともありますが、愛犬の様子を見ながら楽しいタイミングで終わるようにこころがけましょう。
② ペースよく進みすぎてハードルが上がり失敗が増えてしまう
トレーニングをしたら、愛犬が想像以上にいい動きをしてくれた時に起こりやすいです。
「これができたからもっと難しいのに挑戦しよう!」とハードルをどんどん上げてしまうと、失敗が起こりやすくなります。
せっかく楽しんでいたのに、失敗が増えると愛犬も不安になったり、楽しくなくなったりしてしまいます。
失敗してきたと思ったら、クリアできるところまでハードルを下げ、成功して終わるようにしましょう。
③飼い主さんの熱が入りすぎて愛犬が嫌な時間だと感じてしまう
しつけに熱心な方に起こりやすい状態です。
飼い主さんの情熱が強いと、始まる前から愛犬が圧を感じてしまい、やる気が起こらないことがあります。
始めようとする時に、愛犬が身震いをしたり、あくびをしていたら要注意です。
言うことを聞かせようとするのではなく、一緒に楽しむ気持ちも大切です。
また、人と同じように毎日同じことをしていると単調になってしまい、飽きやすくなります。
やる内容を変えてみたり、日にちを空けてみたり工夫をすると、愛犬が新鮮な気持ちで乗ってくれるようになります。
思い当たる項目はありませんでしたか?私はあります(;’∀’)
犬にとって楽しい時間であることが大切です。
家事の合間はトレーニングに最適
私はよく料理中にトレーニングしています。
煮込んでいる時間などの5分くらいで、「オスワリ」「フセ」「マテ」など練習してます。
(最近「オスワリ」と「フセ」を聞き分けず繰り出すので再トレーニング中です・・・)
キッチンという場所のメリットもあります。
少し狭い空間なため、気が散るものが少なくこちらに集中しやすくなります。
好奇心旺盛でどこかへ行ってしまう犬の場合、キッチンや廊下、トイレなどの小さな空間でのトレーニングはおすすめです。
(キッチンでの拾い食いには注意。)
どこでも突然トレーニングができるよう、おやつのケースを家のあちこちに置いています。
おやつで釣るのではなく、愛犬とコミュニケーションを取ることができ、モチベーションにつながります。
おやつの使い方についてはこちら!
時間や場所を決めずにトレーニングすることでパターン化を防ぎ、犬が飼い主さんにより注目するようになります。
いつも同じ部屋でトレーニングをしていると、他の部屋でできなかったりするものです。
まとめ
- 犬の集中力は10分弱
- トレーニングは家事の合間の5分程度でOK
- 時間や場所を決めず始めることで犬の注目度がアップ
- トレーニングは飽きさせず成功して終わること