保護犬を迎えることを踏みとどまってしまう理由の一つが、「心の傷や問題行動などがあり、手に負えるか心配」という点ではないでしょうか?
保護犬になった理由は犬によって違い、必ずしも問題があるとは限りません。
実際に保護犬を迎えた7名の方に「迎えてから困ったこと、その対処法はありますか?」という質問をしました。
みなさんの愛のあふれる回答がこちらです。
みんなの保護犬を迎えてから困ったこと、その対処法は?
1.セルジュちゃん(プードルMIX)の場合
怖がりでよく吠える。プードルなのにトリミングが苦手。
2.アクアちゃん(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)の場合
車に乗せて、バックで駐車場に入れるときにずっと吠えていた。
おやつをコングに入れて、バックの時だけ与えたところ、夢中になっている間は静かになった。
何回かやっているうちにコングがなくなても、おやつが一つあれば吠えなくなった。
おやつを与えるタイミングをずらしていき、最終的には車が止まるで静かに待てるようになった。
3.菜々子ちゃん(ジャックラッセルテリア)の場合
予想以上に持病やケアしなくていけないことが多く、食物アレルギーもあった。
動物病院通いが絶えない。
理解のある獣医さんに出会い、食事も持病も安定している。
4.紬ちゃん(ボストンテリア)の場合
ガリガリで筋力もなくヨロヨロしていて、とにかく栄養をつけてあげるのが先決だった。
繁殖犬でケージから出たこともない生活だったようで、外を知らず、お散歩ができなかった。
今でもビビリなところは治らない。
少しずつ無理せず慣らしていった。
5.アンリちゃん(チワワ)の場合
ある状況で人にうなったり吠えたりする。
近づいて手を出すと咬んだりすること。
なるべくその状況を作らないようにしている。
6.BOWENちゃん(ジャックラッセルテリア)の場合
環境が悪いところにいたのか、耳ダニ、毛がはげている、毛が針金のような硬い毛質などがあった。
また、お散歩に出たことがないのか、鳥に反応、階段が上り下りできない、犬や人(おじさん)に反応、爪が伸び放題などがあった。
耳ダニは動物病院で投薬、毛は栄養たっぷりのご飯で改善した。
外の刺激に対しては、成犬にもかかわらず、すべての新しいをスポンジのように吸収してくれて、今では鳥も犬も人も物も何も動じず、外で思いっきり遊べている。
7.すみれちゃん(トイプードル)の場合
困ったことは特にない
最後に
困ったことが特にない方もいらっしゃいましたが、大きく分けて社会化不足と健康面がありました。
我が家も同じく、苦手なもの、慣れていないものがあることと、病気がありました。
苦手なことに関しては無理せず、徐々に練習して慣らしていく方が多かったです。
また、その状況を作らないことも保護犬が安心して生活する上で大切なことだと感じました。
保護犬を迎えた方々の、保護犬を見守る温かさが伝わってきました。
ご協力いただいた皆さま本当にありがとうございました。