【留守番が長い犬におすすめ】犬の保育園・幼稚園ってどんなところ?

その他

共働きで犬を飼っていると、日中の留守番が長くなってしまい心配な方も多いと思います。

また、しつけの時間を十分に取れなかった結果、部屋で吠え続ける、マンションのエレベーターで一緒になった人にうなってしまうなど、気を遣って生活してる方も多いのではないでしょうか。

どうしても時間が取れず、犬も人もストレスが溜まってる時におすすめなのが、犬の保育園・幼稚園(以下犬の保育園)です!

犬の保育園に預けていると、他の犬や人と接しながらストレス解消でき、場所によっては忙しい飼い主さんに代わってマナーを教えてくれるところもあります。

 

実際に私も犬の保育園で実習させてもらい、その重要さを実感しました。

もし1人で犬を飼っていたら、あれほど他の犬の接する機会を作ることや、色々な経験をさせることは難しいと思います。

ただ預かるだけではない!犬の保育園についてレポートします。

犬の保育園・幼稚園は何をするところなの

遊ぶ子犬たち

犬を預かってお世話をするところです。
犬の社会化や基本的なしつけをしてくれるところもあります。

 
犬の社会化とは

犬が色々な人や物や場所などに慣れていくことです。生まれて3カ月くらいまでの間が1番慣れやすく、この時期に多くの経験をさせてあげると、環境変化やストレスに強い子になると言われています。
社会化期は将来の性格を決めるほどの大事な時期になります。

日中、犬が留守番で寝てばかりだと、ストレスがたまるだけでなく、他の人や犬との関わり、様々なシチュエーションなどを経験することができなくなってしまいます。

子犬の頃にこれらの経験が少ないと、過剰に反応して吠えてしまったり、怖がってしまったり、飼い主さんにとっても困る行動が増えてしまいます。

犬の保育園では、通っている他の犬と交流することで犬社会のマナーを教えてくれます。
また、保育園のスタッフが飼い主さんから悩みを聞き、その子に合ったしつけをしてくれます。

何歳から入れるの?

生まれたてのチワワ

保育園によって違いますが、「生後6か月から」や「狂犬病予防接種と最後の混合ワクチン接種が済んでから2週間後」の入園が多いようです。(混合ワクチン2回目が終わってからのところもありました。)

社会化期を充実して過ごすためにも若いうち(1歳以内)に通うのが1番なのですが、ほとんどのところが成犬OKです。
実際通っている子は1歳以内と成犬の割合が半々くらいのようです。

成犬でもトレーニングや社会化はできるので、遅すぎることはありません。

他の犬が苦手でも入れるの?

唸る犬

犬の保育園の多くは、スタッフが犬の相性をしっかり見て遊ばせています。

他の犬が苦手な子はクレート(犬のお部屋)の中から他の犬を見せたり、ステップを踏んで慣らしていってくれるので安心です。
ストレスを強く感じるようであれば、無理に合わせることもありません。

どんな犬とも仲良くなることを目指すのではなく、苦手ならかわすことができるのも犬社会で重要なスキルです。

保育園・幼稚園ではトレーナーさんの言うことを聞くのに家では聞かないってことにならない?

可能性はありますが、スタッフがその改善策もちゃんと提案してくれます。

実際、私も犬の保育園での実習のときに、家族にうなる犬に出会いました。
保育園ではスタッフに甘えるのんびりした犬という印象だったので、豹変ぶりに驚きました。

原因は犬を甘やかしすぎてしまい、一貫性がない接し方をしていたためでした。

スタッフがお家へ行き、状況を確認して具体的にアドバイスをしていました。

犬の保育園に通うと色々なことを学習してきてくれますが、あくまでしつけるのは飼い主さんです。
スタッフに教えてもらい、家での接し方などのアドバイスをしっかり実行することで、お家でも言うことを聞いてくれるので安心してください。

まとめ

  • 犬の保育園はただ預かるだけではなくマナーを教えてくれるところもある
  • スタッフがしつけをしてくれても、飼い主さんが実行することが大事
  • 色々なシチュエーションを作り慣れさせてくれるので子犬の時期にとても重要、成犬でも遅くない