【最初が肝心!】保護犬が子ども嫌いにならないための上手な慣らし方のステップ

犬と子ども しつけ

家族で保護犬を迎えると、子どもたちは触りたくてしょうがなくなりますよね。

けれど、まだ保護犬がどんな子かわからないうちに触ってしまうと、噛まれたりしてお互いがトラウマになる心配があります。

家族みんなでしつけをすることが大切ですが、まずは大人1人が中心になって慣れていった方が、犬も安心して家族と慣れていくことができます。

ここでは、家族で保護犬を迎えた時に大切な最初の接し方について解説しています。
まず保護犬が安心できる環境を整えてあげることで、徐々に子どもたちにも心を開いてくれるようになります。

もちろん保護犬でなくても、同じステップで慣れさせることができます!

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ちなみに、我が家の子どもたちの保護犬への慣らし方はこうでした。

迎えたときの保護犬と子どもの関係

おすすめは「ママ」中心に慣れさせる!その理由は?

犬に教える女の人

よく家族で犬を迎えると、子どもたちにもお世話を分担して、みんなで大奮闘するシーンを目にします。
けれど、犬にとっては急に見知らぬ場所に来たわけですから、何人もの人が順番に接してくると安心できなくなってしまいます。

まずは子どもたちにちょっと我慢してもらい、ママかパパが中心になってお世話をします。

ママ、パパどちらでも構いませんが、おすすめは「ママ」です。

犬は男性より女性の方が慣れやすいことが多いためです。
男性は声が低く、体が大きいので、犬が威圧感を感じやすいと言われています。

また、子どものように大声をだしたり、動きが予測しにくい相手は苦手な傾向があります。

そのため、家族の中だと「ママ」が一番犬に慣れやすいポジションにいることになるのです。

(さらに、ママの方が家にいる時間が長いことが多く、トイレトレーニングなどもしやすくなります。)

 

ざっくりとした慣らすまでの手順

お手をする犬
  1. 大人がメインになり少しずつ触るなどしてコミュニケーションをとる
  2. 慣れてきたら子どもにおやつだけあげてもらう
  3. さらに慣れてきたらちょっと触っておやつをあげる
 

① 大人がメインになり少しずつ触るなどしてコミュニケーションをとる

ママ(パパ)のところに、犬が自分からにおいを嗅ぎに来たときだけ、少しなでてみたりと様子を見ます。
早く慣れるようにがんばらず、見守る感じで過ごします。

徐々に犬から甘えてきたり、一人でお腹を出して昼寝するようになっていきます

(なでられるのが得意ではない子もいます。そういう子は無理になでず、おやつをあげるなど他の方法でコミュニケーションを取ります。)

 

② 慣れてきたら子どもにおやつだけあげてもらう

人と環境に慣れてきたら子どもたちには離れたところからおやつを投げてもらい、犬にあげます。
子どもたちもおやつをくれる人と犬が理解することで、好印象になります。

犬の方からよって来たら、手のひらからあげて少しずつ距離を詰めていきます。
(おやつをつまんであげると咬まれてしまうことがあるので、手のひらからあげることを教えてあげてください。)

手のひらからあげられても、すぐに触ろうとはせず、犬を安心させてあげてください。

 

③ さらに慣れてきたらちょっと触っておやつをあげる

このステップは見極めが重要なので、特に無理に進めず慎重に行ってください。

我が家では、犬から子どものそばで横になるようになったころから始めました。
おやつを子どもの手のひらにのせて、犬が食べている間に2回くらいなでてもらいました。

なで方も事前に教えてあげた方が安心です。
「ゆっくり2回なでて」と伝えたら、逆なでしたり、手のひらを犬の体にくっつけたままごしごししたり、独特ななで方をする場合があります。

また、子どもは少し触れるようになるとあっという間に抱っこしようとしたり、抱きついたりしてしまうので、してはいけないことを教えてあげてください。

 

最後に

無理は禁物です!!

食に執着がある犬は子どもだけでごはん係をしないこと
うなられたり、噛まれたりする危険があります。

お散歩も子どもだけで行かず、大人が一緒に行って様子を見てあげてください。
ひっぱられた拍子に転んでしまったり、うっかり手を離したりする危険があります。

時間はかかりますが、安心できる環境だとわかれば、保護犬も徐々に心を開いてくれます。
焦らず、がんばりすぎず見守りましょう。