犬を迎えてすぐは「疲れているだろうからゆっくり休ませてあげよう。」とそっとしてあげると思います。
しかし、しつけは迎えたその日から始まります！
なぜなら習慣が定着してしまうと、後から直すのに苦労することもあるからです！！
「はじめは好きなところでトイレしていたのに、急に怒られるようになった」「はじめはずっと一緒にいたのに、急に留守番が長くなった」など急な変化は、犬にとって大きなストレスになります。
その結果、吠えなどの飼い主さんにとって困った行動が出やすくなります。
迎えた日からふだんの生活リズムを教えてあげることで、急な変化を与えることなく過ごすことができます。
犬を迎えたその日からスタートしてほしいしつけ３つをご紹介します。
１．トイレのしつけ
トイレの場所を教えてあげることは初日から始まります。
たとえ迎えた犬がシーツの上でのトイレを覚えていても、場所が変われば教えてあげなければいけません。
また、保護犬などを迎えた場合、トイレを外だけでやっていた子もいます。
外だけにしてしまうと、部屋の中でがまんしなければいけなかったり、散歩に行けない日にできなくなってしまうので、部屋でもできるようになると安心です。
トイレの成功のポイントは「失敗させないこと」「短期で集中的に行うこと」です。
失敗してしまっても慌てず、叱らず、黙って片付けます。
トイレを覚えないお悩みは、しつけ相談でもトップ３に入ります。
後回しにしてしまうと長引いて苦労するので、始めのうちから取り組みましょう！
「トイレトレーニング」と言われますが、犬がトイレの練習をするというよりは、人が犬のトイレを管理するという意識が大切です。
２．ハウス（クレートトレーニング）
クレートとは硬い素材でできた犬の部屋です。
「狭くてかわいそう。」とよく言われますが、犬はもともと巣穴で生活していた動物です。
周囲の見通しがいいと、どこからでも狙われる可能性があり落ち着けません。
暗くて狭いスペースは、犬にとって安心感があり、居心地がいいのです。
犬の居場所として、クッションなどを用意される方もいらっしゃいますが、別で天井の覆われた犬用スペースの準備をおすすめします。
病院へ連れていく時や、災害時にも部屋として使えるので、犬のストレスを減らすことができます。
家に来たばかりだと、どこにいたらいいかわからず、ふらふら落ち着かないことがあります。
不安があると攻撃的になったり、びくびくしたり精神的にもよくないので、落ち着けるスペースがあることは慣れていく上で重要です。
↓ クレートとはこういうものです。キャリーとかハウスとも呼ばれます。
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３．お留守番の練習
お留守番練習をしないまま本番を迎えると、出かける前に吠えるようになったり、準備をするとそわそわしたりと外出しづらくなってしまいます。
こちらも、お悩みの上位にくる問題なので、今のうちから対策しましょう！
家に来た日から、出かけなくても「１日数回はサークルやクレートの中で１人で過ごす。」ようにすると、出かけるときにギャップが少なくパニックを起こしにくくなります。
飼い主さんとずっと一緒にいると、依存心が増してしまい、ちょっとの外出でも吠えるようになることもあります。
初めのうちは、サークルやクレートの中におやつを入れたり、気を紛らわせてあげると、入ることが嫌なイメージではなくなります。
まとめ
- 保護犬を迎えた日からしつけを始めることが大切
- トイレは部屋の中でもできるようにする
- クレートを犬の部屋として使うと慣れるのが早い
- お留守番の練習は家族が家にいるときからスタート
