犬がソファでくつろいでいる姿はかわいいですよね。
でもソファに登らせると、犬が自分をリーダーと思ってしまいよくないと聞いたことはありませんか?
我が家の犬もずっとソファに登らせていませんでしたが、雷の恐怖から勝手に登るようになり、最近では留守番の時にどうやら登って寝ているようです。
帰宅すると薄目でこちらを確認して、また寝てしまうこともあります。
実は、犬がソファに登ること自体はそれほど問題ありません!
ただし、愛犬がソファに登った時の飼い主さんの対応の仕方によっては、愛犬との関係を悪くしてしまうことがあります。
また、健康面などいくつか注意したい点があります。
この記事では、愛犬がソファに登る時の注意点と、体に負担をかけにくい便利グッズを紹介しています。
飼い主さんにとっても愛犬にとっても、安心安全なソファの使い方を確認しましょう。
犬がソファに登る時の注意点
1.ケガのリスクがある
ソファは犬にとって高い位置なので、上り下りのときに関節や腰などに負担がかかってしまいます。
特に小型犬や、胴の長いダックスフントなどは、骨折などの事故が多いので気をつけてあげてください。
ソファの前にスロープ(坂道)やステップ(階段)をつけてあげることで、安全に上り下りすることができます。
階段を準備しても、警戒心の強い子だと寄り付かない場合があります。
おやつなどを使い、階段からソファへ誘導してあげることで、自分の足で登れた自身につながり、登ってくれやすくなります。
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2.自分の場所だと主張しだす
犬がソファでくつろぐようになり、人が遠慮していると、だんだん犬が自分の場所だと思うようになります。
降ろそうとすると唸ったり、指示を聞かなくなることも。
これが犬がリーダーになると言われる理由です。
決してリーダーになっているわけではなく、「ソファにいると他の家族に邪魔されない。」「「降りて!」と言われても無視してたら座ってられる。」など学習しただけです。
「降りて」の指示を教えて、降りる場合は問題ありません。
指示を聞かない場合、生活の中で他にも犬が優先になってしまっていることがないか考えてみましょう。
「良い」「悪い」の線引きがあやふやだと、犬にとってわかりにくく、ストレスを感じやすくなります。
犬をソファに登らせないようにするには
犬を迎えた時からソファに乗せないようにするのが1番です。
けれど、何かのきっかけで登ってしまうとやめさせるのは少し難しくなります。
ソファは犬にとっても気持ちがいい場所ですからね。
1.快適な犬の居場所を用意してあげる
犬は自分だけのスペースがあれば、安心して過ごすことができます。
とくに、小さいお子さんがいるお家では、床に寝ている犬を踏んでしまったりする事故が起きやすくなります。
犬も安心できる場所としてソファに避難していることがあります。
クレート(プラスチックなど硬い素材でできた犬専用の部屋)がベストですが、他にも快適なクッションなどを置いてあげるとそこにいるようになります。
家族が見える安全で静かなところに置いてあげましょう。
クレートがあると、愛犬の性格ががらっと変わったと感じるくらい落ち着くことがあります。
クレートの大切さと使い方はこちらの記事に載っています。
【ハウスを嫌がる犬でも大丈夫】正しい使い方と教え方でハウス大好きの愛犬に!
2.「ちがう」を教える
犬がソファに登ろうとする瞬間に「だめ(または「あ」)」と低く声で伝え(怒鳴ったりせず、感情を乗せずに言います)、登らなかったらおやつをあげます。
楽しそうに犬の名前を呼んで、呼び戻す方法もあります。
「ちがう」がわかるとしつけがとてもしやすくなります。
決して強く叱って伝えなくても、普通のテンションで「ダメ」と言うだけで、犬がやろうとしていることを止めることができます。
3.「降りて」を教える
最初にお伝えしたように、上り下りは関節に負担がかかるので、できれば乗せない方がいいのですが、登ってしまったときにすぐ降りる指示を出し、聞けるようします。
- 犬がソファに登ってしまった直後に、「降りて」と言い、おやつを持って犬をソファから降りるように誘導します。
おやつのにおいを嗅がせながら誘導したり、手をたたいて呼んだりすると降りてきやすくなります。
(怒って呼ぶと降りたがらなくなるので、さも楽しそうに呼んであげてください。) - 犬がソファから降りたら「よし!」とほめて、おやつをあげます。
降りないときはもっと魅力的なおやつで再トライします。 - 何度も繰り返し、おやつを持たなくても誘導や声掛けで降りるように教えます。
できたらおやつをあげます。 - ほぼ毎回成功するようになったら、最後におやつをあげるのをランダムにやめていき、ほめることをごほうびにしていきます。
おやつをずっとあげ続けると、もらうためにソファに登ったり、急におやつをやめると指示を聞かなくなったりする可能性があるので、たまにおやつをあげることがポイントです。
まとめ
- 犬との関係性がしっかりしていれば犬がソファに登ってもリーダーになったりしない
- ソファの上り下りは犬の関節に負担がかかる
- 犬の安心できる専用スペースを用意してあげる
- 「ダメ」や「降りて」を教えて降りれるようにする