【こっちが散歩されてる?】犬がリードを噛んでしまう理由と上手に散歩する方法を解説

リードを噛む犬 しつけ

「さぁお散歩に行こう!」と準備を始めると、愛犬が興奮してリードを噛んでしまうことがありますよね。

特に子犬によくみられる行動ですが、成犬でもみられます。
レトリーバー系の犬種は物をくわえて歩くのが好きなので、自分のリードをくわえて、独りでお散歩するような姿がちょっとかわいかったり。

喜んでくれるのはうれしいですが、リードを噛まれると飼い主さんにとってはお散歩がしにくくなってしまいます。

実は、リードを噛んでしまう理由はうれしさからの場合もあれば、ストレスや恐怖が関係していることもあります。

この記事では、犬がリードを噛む理由と、噛まないようにするお散歩するための対策についてお伝えしています。

お散歩には慣れが必要なので、始めから決めたコースを回りきらなくてもOKです。

人にとっても犬にとっても楽しいことお散歩であることを意識しましょう。

犬がリードを噛む理由

引っ張るパグ

まずは、「なぜリードを噛むのか」愛犬の気持ちを知ることが大切です。

  1. リードが気になる
  2. 歯の生え変わり時期で何でも噛みたい
  3. 遊んでいる
  4. お散歩がうれしくて興奮している
  5. 外の世界が怖くて興奮している

① リードが気になる

初めてリードをつけると、その重み拘束される不自由さから噛んでしまうことがあります。

特に柴犬は体にまとわりつくものが苦手な子が多いので、リードが気になって噛んでしまったり、リードが体に当たらないように斜めに歩いていたりします。

お散歩デビューしたばかりでリードを初めてつける子犬は、「なんだこれは?!」という好奇心から噛んでしまうこともあります。

② 歯の生え変わり時期で何でも噛みたい

子犬は生後4か月くらいから徐々に大人の歯に生え変っていきます。

この時期、歯が抜けるムズムズから何でも噛もうとしてしまいます
家具など噛んでほしくない物が、標的になったお家も少なくないのではないでしょうか。

興味を持ったものは何でも噛んでしまうので、お散歩中のリードも気になったら噛もうとしてしまいます。

③遊んでいる

子犬やエネルギーの余った犬にとっては、目の前にあるすべてが自分のおもちゃになります。

「噛むこと」は犬のストレス発散方法の一つなので、リードを噛むことで発散することがあります。

また、飼い主さんと引っ張りっこをしているような感覚で遊んでいる子もいます。

④お散歩がうれしくて興奮している

「リード=お散歩」とわかっていて、テンションが上がり噛んでしまう子がいます。

犬は興奮すると噛む行動に出やすくなります。

⑤外の世界が怖くて興奮している

外の世界が怖くてパニックを起こし、リードを噛むことがあります。
リードを噛むことで自分を落ち着かせようとします。

初めて外に出る犬や保護犬に多くみられます。

犬がリードを噛まずにお散歩するには

お散歩上手な犬

首輪でなくハーネスにする

ハーネスの方がリードの位置が背中の後ろの方になるので、顔から遠くなります。
リードが視界に入りにくくなるので、犬が気にせずに歩きやすくなります。

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ハーネス(または首輪)とリードの間につけるチェーンで、金属製なので噛みちぎられる心配が減ります。
また、犬は金属製のものを噛むのが好きではないので、すべての子に当てはまるわけではありませんが噛まなくなることが期待できます。

噛んでいいおもちゃをあげる

歯の生え変わり時期に物を噛むのは、犬の成長にとって大切なことです。
取り上げるのではなく、噛んでいいものをあげましょう

噛んでいいおもちゃは一つではなく、素材の違うものを何種類か用意することで、好きな噛み心地のものが分かり、その時の気分によっても犬が選ぶことができます

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硬すぎる物は犬の歯を痛めてしまう危険もあるので、月齢にあった硬すぎない物を選んであげます。

牛皮ガムやアキレスなども硬すぎたり、食べすぎるとお腹を壊しやすいので、月齢とあげる量には注意が必要です。

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牛皮ガムの安全な与え方と注意することはこちらの記事に載っています。

【留守番中にはあげないで!】危険といわれる牛皮ガムの安全な選び方とあげ方を解説

リードに慣れる

初めからリードをつけて、飼い主さんの決めたお散歩コースを回るのは意外と難しいものです。

まずは、お部屋の中でリードに慣れる練習をして、同時にリードで遊ばなければお散歩に出られると教えます。

お部屋からリードをつけて歩くことで、興奮レベルの下がり、落ち着いてからお出かけに出れるメリットもあります。

お気に入りのおもちゃやおやつを持ってお散歩に出る

おやつやおもちゃで意識をそらしながらお散歩することで、リードを噛む癖を忘れていきます。
犬は長い間しない行動は忘れていくので、してほしくない行動させないことが大切です。

ただし、ストレスや恐怖などの根本的な問題を解決していることが前提になります。

興奮してリードが付けられない場合にも、効果を発揮してくれる方法です。

おやつなら少し長く噛んでいられるもの、おもちゃなら引っ張りっこできるものがおすすめです。

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落ち着いてからお散歩に出る

興奮状態の犬は噛む行動に出やすくなるので、落ち着いてから散歩に出ることで、リードを噛みにくくなります

先ほどのお部屋の中でリードをつけて、落ち着いてから外に出るのがおすすめです。
また、お庭や玄関付近をぐるぐる回り、落ち着いてから散歩コースに出るのも噛みにくくなります。

うれしさと好奇心からリードを噛もうとする子の場合、新しいコースを歩くことで外の世界に注目し、リードから意識をそらしやすくなります。

外の世界に慣らしていく

お散歩デビューの子犬や保護犬などで、外の世界に恐怖心がある子は無理せず小さな成功体験を増やしていきます。

始めから決めたお散歩コースを回らず、外の空気を吸うことから始めます。
嗅覚の発達している犬は、外の空気を吸うだけでもたくさんの情報を収集します。

まずは外の空気を嗅がせてあげ、玄関に連れて行く、玄関の外でおやつをあげながら過ごすなど小さなハードルから慣らしていきます。

ここでも、大好きなおやつやおもちゃがあると、歩ける距離が延びることがあります。

苦手な道がある場合は、コースを変えると歩けることがもあります。

まとめ

犬がリードを噛む理由

  1. リードが気になる
  2. 歯の生え変わり時期で何でも噛みたい
  3. 遊んでいる
  4. お散歩がうれしくて興奮している
  5. 外の世界が怖くて興奮している