保護犬を迎えて2回目の夏が近づき、この時期ならではの問題が発生しました。
それが「蚊をたたこうと手をたたくと吠える」ことです。
去年はあまり「パチン」をやらず気づきませんでした。
しかし、今年の蚊はなぜかものすごくかゆくなりませんか?そんなことはないですか?
今年は部屋に入った蚊を家族総出で「パチン」しようとしています。
我が家の保護犬はそれほど恐怖心の強い子ではないので、この機会に手をたたく音の刺激に慣れる練習をしてみました。
保護犬は音に敏感な子が多い
保護犬は怖がりな子が多いので、聞きなれない音がするたびにびくびくしてしまう子もいます。
そのため、手をたたく音が苦手な子も多いのではないでしょうか?
極度にパニックを起こしてしまうような子の場合は、日ごろから「パチン」と手をたたかないように注意して過ごした方がいいと思います。
我が家の保護犬は強気なタイプで、聞きなれない音には警戒気味です。
蚊をたたく以外にも、「手をたたく」音は子どももやる可能性が高い行動です。
お友達が来て手をたたいた時に吠えないように、慣れることができる音は慣れておこうと思いました。
(のちに子どもたちが、かるたの札を取る時の「パチン」にも激しく吠えることが発覚しました。)
手をたたく音に慣れる3ステップ
日常の中でさりげなく練習しても効果があります。
必ずしもステップ通りにしなくてもいいのですが、イメージをしやすくするとしたらこんな感じです。
目標は日常で出やすい「手をたたく音」に慣れることなので、大きな拍手で練習しなくてもいいかと思います。
- 小さい音で手をたたく
- オスワリをさせ、少し遠くから手をたたいて近づく
- オスワリをさせ、手をたたいて犬の周りをまわる
①小さい音で手をたたく
まずは小さい音で犬の反応を見てみます。
小さい音でも激しく反応するようなら、無理して慣れなくていいと思います。
それほど気にしないようならステップ②へ行きます。
②オスワリをさせ、少し遠くから手をたたいて近づく
犬に「オスワリ」をさせ、少し離れたところから手をたたきながら近づきます。
犬が反応してお尻が上がってしまったら、もう少し小さい音にしてやり直します。
オスワリのままでいられたら、おやつをあげます。
③オスワリをさせ、手をたたいて犬の周りをまわる
※オスワリをして犬の周りをまわれない場合は、ステップ②ができればOKです。
(人が後ろにまわるのが苦手で立ってしまう子もいますよね。)
犬に「オスワリ」をさせ、手をたたきながら犬の周りをまわります。
犬が反応してお尻が上がってしまったら、やり直します。
オスワリのままでいられたら、おやつをあげます。
急に大きな音が鳴ったら誰だって驚くので、普通の拍手の音量に慣れればいいと思います。
ふいに大きな音をだして驚かせたりすると信頼関係が築けない場合があるので注意が必要です。
おやつを食べている時も音に慣らすチャンス!
愛犬におやつをあげる時に、さりげなく拍手してからあげるのも効果的です。
好きなものに集中している時は、苦手なものが気になりにくく、さらに好きなものが出てくる合図にもなれば、拍手の音にいい印象を持ってくれるようになります。
拍手する → おやつをあげる → 食べてる時にもさりげなく拍手する
よそから見たら謎な行動ですが、愛犬にもストレスなく慣らしてあげることができます。
最後に
蚊に刺されることで発症するリスクのあるフィラリアはとても怖い病気です。
我が家の保護犬うなじろうも迎えた時陽性でした。
今は陰性ですが後遺症があります。
都心でもフィラリアは発症しているので予防薬を忘れないであげてください。