保護団体さんから保護犬を迎える場合、ほとんどの団体さんに「脱走防止対策をしていること」という条件があります。
実際に保護団体さんが家を訪問して、危険なところがないかチェックすることがほとんどですが、遠方な場合は、家の写真を送ってチェックしてもらうこともあります。
我が家では保護団体さんからの改善依頼はありませんでしたが、心配な箇所があったので対策することにしました。
我が家で行った家の脱走対策と、部屋から飛び出さないしつけについてをご紹介します。
脱走防止対策が必要な理由
保護犬は怖がりな子が多く、脱走の危険も非常に高いです。
実際、迎えて1週間のときに「このすき間は通らないだろう。」と思っていたところを、音もなくすり抜けてしまったことがあります。
ふだんは私にぴったりくっついて動くタイプの子だったので、その大胆な行動にとても驚きました。
注意しているつもりでも、生活の中で脱走の危険は想像以上に高いものでした。
また、雷や花火など大きな音に驚いて脱走してしまう子も多くいます。
迎えたばかりだと、何に驚くかわからないので注意が必要です。
(くしゃみに驚いてパニックを起こす子もいるほどです!)
我が家の脱走防止ゲート
犬用のものもありますが、我が家は赤ちゃんが使うベビーゲートを代用しました。
値段的にはそれほど変わらないかもしれませんが、高さがあり、人はドアを開けて出入りできるところが便利で決めました。
壁に突っ張るタイプですが、今のところ壁紙は剥げていません。
(突っ張っている部分の壁紙がちょっとへこみました。)
ベビーゲートはこちらのものです。
(私が買った時よりも新しくなっているようですが、見た目では違いがよくわかりません。)
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また、キッチンから玄関に続くドアの下に20㎝くらいのすき間があります。
一度もこの土間に降りたことがなかったので、「ドアが閉まっていれば、急に降りてすり抜けることはないだろう」と思っていました。
しかし、一度このすき間を通過してしまいました・・・。
現在はニトリのファイルケースを並べてブロックしています。
中には水のペットボトルなど重いものを入れています。
その他の対策
ドアの前では必ず止まり、人が先に出るようにトレーニングしました。
「ドアの前で止まる」の教え方
- お散歩で外に出る前に、部屋でリードをつけ、玄関ドアの前まで歩いていく
- 玄関ドアの前で「おすわり」を指示する
- 玄関ドアを開けて先に行こうとしたら、ドアを閉めていけないようにする
これを繰り返すと、ドアの前に立っただけで「おすわり」するようになります。
「おすわり」したら外に出られることがご褒美になるからです。
お散歩前だと興奮して聞かない子には、部屋の中でリードをつけ同じように行います。
ドアの前で座ったらおやつをあげて、人が先に出ることを繰り返してもOK。
保護犬とお散歩に出るときは、リードを2つけるダブルリードにします。
万が一リードを1本離してしまっても、もう一方が繋がってるので脱走対策になります。
リードの1本は手で持ち、もう1本は体に通しておくとより安全です。
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まとめ
- 保護犬は脱走しやすいため対策が必須
- この子の性格なら脱走しないだろう、ここは通過できないだろうという思い込みは危険
- お散歩ではダブルリードにする
- 家の対策以外にもしつけによって、より安全に外に出られる