犬同士仲良くしてほしい!成犬になってから犬友達を作るときに知っておきたいこと

仲良しな犬たち しつけ

「お友達が犬を飼い始めたから、自分のおうちの子と仲良くしてほしい!」

仲のいいお友達のお家を行き来する時に、愛犬同士も一緒に遊べたら楽しいだろうな、と憧れますよね。

他の犬に会うことは、犬にとってもいい刺激になります。

けれど、成犬になってからだと、新しい犬友を作るのは難しいことがあります。

この記事では、成犬になってからはじめて会う犬との合わせ方や、成犬同士の理想的な過ごし方について解説しています。

成犬には成犬ならではの過ごし方があります。

愛犬と相手の犬が快適に過ごせるように、犬の気持ちを理解してあげましょう。

成犬になってから新しい犬友達を作るのが難しい理由

おしゃれな犬たち

他の犬に慣れるかどうかは子犬の頃の経験が大切

子犬の頃にいろいろなタイプの犬と楽しく遊んだ経験があると、成犬になってから初めて会う犬でも受け入れやすくなります。

特に社会化期と呼ばれる生後2,3か月くらいの時期が、最も新しい物事を吸収できる時期になります。
もちろん、この時期を過ぎても吸収することはできるので、他の犬と楽しく過ごす経験を続けることが大切です。

生後5か月ごろになると、少しずつ恐怖心警戒心が出てきます。
今までは無邪気に他の犬と遊んでいたのに、新しい子をみると引いてしまったり、唸ったりするようになることがあります。
成長過程なので、焦らず気の合う子と遊んだりして楽しい経験を増やしましょう。

成犬になると、「一緒に遊んだことのある仲のいい子とは遊ぶけれど、他の子とは遊ばない」ということもよくあります。

成犬になると遊び方が変わる

成犬になるにつれて、「愛犬があまり遊ばなくなってきたな。」と感じることはありませんか。

子犬の頃は足にじゃれたり、走りだしたり、子犬らしい動きがあります。

1歳をすぎると次第に動きに落ち着きが感じられるようになっていきます。

3歳くらいになると、他の犬と激しくじゃれることは減り、あいさつする程度になっていきます。

私たち人間が成長するにつれて、全力で鬼ごっこをして遊ぶことがなくなっていくのと同じです。
犬も成犬になると、過ごし方が変わっていきます。

たまに犬の世界でも、何歳になっても小さい子に交じって全力で遊ぶ子もいますが!

犬にも相性がある

小さい頃にいろいろな犬と合わせていたら、成犬になった時どんな犬とも仲良くなれるというわけではありません。

特定の犬に会った時だけ唸ることがあったら、その犬とは相性が悪い可能性があります。

無理に仲良くなろうとせず、安全にすれ違えるようにする練習も大切になります。

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成犬になってからの他の犬との理想的な過ごし方とは

ソファでくつろぐ犬たち

先ほどのように、多くの成犬が一緒にじゃれあったり、追っかけっこをしあったり、という遊び方をしなくなっていきます。

無理にテンションを上げて遊ばせようとせず、お互いがストレスなく、同じ空間にいられることを目標にしましょう。

成犬同士で初めて会う時のステップ

外で会う犬たち

できれば、公園など外で会うのがおすすめです。

どちらかのお家で合わせると、縄張り意識の強い子は警戒心が高まってしまいます。
また、狭いところだと逃げ場がなく、追い詰められやすくなってしまいます。

外で遠くからお互いの存在を確認した時に、どういう反応をするかを観察します。
遠くからでも吠えていたり、警戒している様子があれば、無理に合わせない方がいい場合もあります。

もちろん、何回か合わせていくうちにだんだん慣れていく子もいます。

外で問題なく一緒にいられるようであれば、距離をとりながら部屋の中で合わせてみます。

成犬同士で会う時に注意すること

  • リードは張らないようにする
  • 楽しい雰囲気で行う
  • 食べものやおもちゃを出す時はより注意する

リードは張らないようにする

心配でリードを引きたい気持ちになりますが、リードは張った状態にならないようにしましょう。
リードが張ると、興奮しやすくなることと、逃げ場がなくなってしまうためです。

愛犬が動かないよう手で押さえたり、抱っこしたまま合わせるのも同じです。

楽しい雰囲気で行う

無理やり合わせようとせず、愛犬の様子を見ながら、お互いが近づくのを見守ることが大切です。

逆に飼い主さんが合わせることを怖がりすぎてしまうと、その緊張が愛犬に伝わりより警戒してしまいます。

和やかな空気で会えるように心がけましょう。

食べものやおもちゃを出す時はより注意する

食べものやおもちゃは、奪い合いが起きる可能性があります。

仲良く遊んでいたのに、おもちゃを出した途端守りに入って、相手の犬を威嚇する子も多くいます。

性格や犬種も関係してくるので、食べ物やおもちゃに執着が強いなど、危険だと思ったら出さない方がいいでしょう。

おもちゃを一緒に引っ張りっこして遊ぶのはOKですが、興奮度合や遊び方でけんかにならないよう注意が必要です。

犬の保育園を利用してみる

他の子に対して唸ったり、吠えたりする子の場合、飼い主さんだけで他の犬に合わせるのは勇気がいると思います。

犬の保育園なら、スタッフが相性を見たり、犬同士が安全に遊べるように見てくれます。
(ちゃんと見てくれる保育園を選びましょう。)

子犬でなくても受け入れてくれるところもあるので、短い時間の体験保育をしてみるのもおすすめです。

強い味方の飼い主さんから離れた犬たちは、全然吠えない子に豹変することが多いです (笑)

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まとめ

どんな犬にも相性や個性があり、必ずどの犬とも仲良くなれるわけではありません。

愛犬が犬を苦手と感じている場合、無理に仲良くさせようとせず、ひとりにしてあげることも大切です。

もし今子犬の時期なら、将来色々な犬と仲良くできるよう、たくさんの種類の犬と楽しく交流する経験があると理想的です。

ふだんの生活の中でなかなか犬に会う経験ができない場合は、犬の保育園などに通うのも選択肢の一つです。