【かわいいけれど監視されてる?】犬がずーっと飼い主さんについてくる理由

ついてくる犬 くらし

愛犬がお家の中をついてくる姿はかわいいですよね。
子犬や小型犬だと、足に絡んで踏んでしまわないか心配になることもあります。

 

「ずーっと見つめてくる・ついてくる」は私が保護犬を迎えたばかりの時、気になった行動の1つでもありました。
ネットを見ると、保護犬ではけっこう多いみたいですね。

我が家の場合は、ぴょんぴょんとついてくるのではなく、じーっと見ていたり、見えなくなると見えるところに寄ってきたり、まるで監視しているかのようでした・・・

かわいいとも思うのですが、お風呂もトイレもずーっとついてきて、ドアの前で待っていました。

実は、犬が落ち着きなくついてくるのは、不安の表れの場合もあります。
ずっと続くことは犬の心にもよくありません。

この記事では、愛犬が飼い主さんにずっとついてくる理由を紹介しています。

飼い主さんといい距離間で生活できるようになると、愛犬はずっとついてくることなく、安心して自分のお気に入りのスぺースでもくつろぐようになります

 

犬が家族についてくる主な理由

見つめる犬
  1. もともと群れで生活している動物だから
  2. 好きだから
  3. 何か伝えたいことがあるから
  4. 依存しているから
  5. 不安だから
 

①もともと群れで生活している動物だから

犬は社会性があり、群れで行動する動物です。
そのため家族を群れとしてついてくることが考えられます。

家族の中でも、とくに信頼している人についていく傾向があります。

 

②好きだから

信頼関係があると、家族のそばが安全で安心できると感じているため、ついてくることがあります。

飼い主さんの体にお尻をくっつけて座るのも、安心感の表れと言われています。

ちょうどいい距離間を保てていると、愛犬は「飼い主さんが視界から消えても、また戻ってくる。」と理解し、ずっとついてくることはなくなります。

そばに来たり、お気に入りの居場所に戻ったり、好きなように過ごします。

 

③何か伝えたいことがあるから

お散歩に行く時間ごはんの時間が近づくと、足にまとわりついてくる子もいると思います。

そろそろ楽しいことが起こると期待してついてくることもあります

また、水がなくなったときや、サークルのドアが閉まっていて入れないときなど、困ったことがあるときも、ついてきてアピールする子がいます。

 

④依存しているから

分離不安と呼ばれる状態です。
分離不安とは飼い主さんと離れると不安や恐怖でパニックになってしまうことを言います。
分離不安症は獣医さんが診断する病名ですが、似たような精神状態のことを分離不安と呼ぶことがあります。

留守番に慣れていなかったり、飼い主さんへの依存性が高いと、急に旅行などで1匹になった時にパニックを起こして、物を破壊したり、何時間も鳴き続けたりします。


1匹になることの経験不足、社会化不足も原因の1つです。

日ごろから家族がお部屋の中にいても、ケージで一人で過ごす時間をつくったり、お留守番の練習をすることで、愛犬が一人でいることに自信をもって過ごすことができます。

 

⑤不安だから

依存までしていなくても、大好きな飼い主さんがお出かけするときなど、離れることが不安で後追いすることがあります。

初めて行く場所など、慣れない環境からくる不安でついてくることもあります。

 

子犬とシニア犬は後追いしやすい

足を噛む犬

子犬

子犬にとって、飼い主さんは親のような存在です。
そばにいると安心できたり、甘えられるためついてくることが多くなります。

また、足や手など動くものに好奇心を持つため、ついてくる場合もあります。

つい、かわいくて後追いをそのままにしていると、飼い主さんと離れなければいけない時にパニックを起こしたり、吠えにつながることがあります。

子犬のうちから独りの時間に慣れるよう練習を始めることをおすすめします。

 

ちなみに、生後6か月から9カ月ごろになると、犬も思春期にあたる時期があり、飼い主さんに素っ気ない態度を取るようになることがあります。

「あんなについてきてたのに何事?!」と心配せず、成長過程だと見守ってあげてください。

 

シニア犬

シニア犬は目が見えにくくなったり、耳が聞こえにくくなってくるため、飼い主さんがどこにいるのかわからず不安になりやすくなります

夜中でも歩き回ったり、吠え続けるなどの様子があると認知症が関係していることもあるので、獣医さんに相談した方がいい場合もあります。

 

我が家のうなじろうの場合

へそ天うなじろう

我が家の保護犬うなじろうが来たばかりの時、触ろうとするとうなることがありました。
そのため、あとをついてくる理由は甘えているというより、不安からのようでした。

環境に慣れてくると、次第に一人でのんびりくつろぐ時間も増えてきました。
部屋の中に犬用クッションをいくつか置いたことで、家族が見える位置のクッションに移動してはくつろいでいます。

私が出かける準備を始めると、自分からとことこクレートに入っていくようにもなりました。

  • 飼い主が視界から消えても必ず帰ってくる
  • 自分の安心できる居場所がある

これがわかったことが安心につながったのだと思います。

 

まとめ

  • 飼い主さんにずっとついていくのは依存や不安の気持ちから
  • 留守番練習をして「飼い主さんは必ず帰ってくる」ことを教えてあげる
  • クレートなど犬の安心できる居場所をつくってあげる
  • 時間が解決することもあるので焦らず見守る